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見沼田んぼで「ヒマワリ畑」 今年で4年目、9月上旬までが見頃

8月27日朝8時のヒマワリの開花状況

8月27日朝8時のヒマワリの開花状況

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 さいたま市の見沼田んぼの約1500平方メートルの遊休耕作地(さいたま市浦和区三崎26)を活用して作ったヒマワリ畑が現在、無料で開放されており、約1万本のヒマワリが8月26日前後に開花し始めた。運営は一般社団法人さいたま市地域活性化協議会。

現在は「ヒマワリ畑」となっているが、8月30日には通路を作り「ヒマワリ迷路畑」としてヒマワリの中を歩けるようにする予定

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 2022年から取り組んでいる同プロジェクト。代表理事の星野邦敏さんは「自分に子どもが生まれ、コロナ禍で密にならずに子どもたちに楽しんでもらえることはないかと思い、同じタイミングで約10年耕作されていない遊休耕作地の活用の相談を受けたことから、ヒマワリ迷路畑にするのが良いのではないかと考えた」と始めた経緯を話す。

 今年は、ゴールデンウイークに種をまき、子どもたちが夏休みに入る前の7月中旬に咲き始めることを目指したが、1回目の種まきではうまく発芽せずにまき直したため、開花が8月下旬になったという。

 「今年で4年目となるが、もともと素人が始めたこともあって、うまく生育しなかったり、生育したと思ったら暴風雨で倒れたりするなど試行錯誤の連続。実際にやり始めるまで『畑一面に花を咲かせる』ことがこんなに難しいと思わなかった。多くの人に楽しんでもらえるように引き続き栽培技術などを高めていきたい。遊休耕作地の活用と見沼田んぼの景観保全にもなれば」と星野さん。

 「ヒマワリは、開花後は土にすき込んで緑肥(土の肥料)にもなる。ヒマワリは東を向いて咲く傾向にあり、畑から見て西側にあるさいたま新都心のビル群とヒマワリで写真写りも良いと思う。私たちの活動が見沼田んぼ地域の景観を考えるきっかけになれば。まだ蕾(つぼみ)の状態のヒマワリもあるが数日以内には満開になると思う。定期的にスタッフが巡回しているが常駐していないので、けがなどに注意して楽しんでほしい」とも。

 ヒマワリは開花から2週間までが見頃であることから、9月上旬までを予定している。全面がヒマワリで咲いている様子を撮影したいという要望が多かったことから現在は「ヒマワリ畑」となっているが、8月30日には通路を作り「ヒマワリ迷路畑」としてヒマワリの中を歩けるようにする予定だという。

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