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北浦和に焼き肉店「ことづて」 学生時代からの出店の夢実現

店主の風間さんと店長の小菅さん

店主の風間さんと店長の小菅さん

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 焼き肉店「焼肉ことづて」(さいたま市浦和区常盤9、TEL 048-799-2140)がオープンして、6月9日で2カ月がたった。

特製和牛ハラミ

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 店主の風間匠海さんと店長の小菅渉吉さんが二人三脚で立ち上げた同店。風間さんは高校時代から「自分の店を持ちたい」という夢を持ち、飲食業に情熱を注いできた。大学と専門学校に通いながら、居酒屋でのアルバイトも続け、調理、接客、店舗運営を実践的に学んだ。卒業後にラーメン店2店舗を経営した後、東京・表参道の高級焼き肉店で働き、食材の扱いや接客、店舗運営の手法などを習得した。経験の幅を広げたいと考え、江東区の老舗焼き肉店にも勤務し、肉の目利きや味付けから、キムチや韓国料理を含む調理技術、包丁さばきに至るまで、多角的にスキルを磨き、接客やスタッフ教育を通じて「人としてのあり方」も学んだという。風間さんは高校時代の同級生である小菅さんを開業のパートナーとして迎え、2人は店舗づくりの理念を共有しながら、独立に向けて準備を進めた。

 店内はテーブル席10席以上設け、一人客から家族連れまで幅広い利用を想定する。店名には、「お客さまの『言づて』で知れ渡っていけたら」という2人の信念を込めた。「食事の提供にとどまらず、温かな接客と料理で心の交流を重視したい」と考える。出店場所に北浦和を選んだのは、小菅さんの地元であることが理由の一つ。風間さんは「北浦和の落ち着いた街並みや地域の雰囲気が、自分たちの理想と合っていた」と話す。

 提供する肉は国産和牛を中心に部位ごとにセレクトし、「一口で違いが伝わる焼き肉」を目指す。キムチなどの自家製メニューや韓国風の一品料理もそろえ、肉と相性のいい組み合わせになるよう工夫しているという。

 ランチは焼き肉を気軽に楽しめる定食スタイルで用意。周辺の会社員や買い物客などの利用者も増えているという。

 風間さんは「メニューはシンプルに構成し、肉そのものの味わいをしっかりと楽しめる内容とした。肉質、味付け、仕入れの工夫を感じ取っていただけたら。初心を忘れず、謙虚な姿勢で地域の方に長く愛される店を目指していきたい」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=火曜~日曜の11時30分~14時30分、ディナー=17時~23時(土曜は16時~、日曜は16時~22時30分)。

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