北浦和のクラフトビール専門店「BEER HUNTING URAWA(ビア・ハンチング・ウラワ)」(さいたま市浦和区北浦和4)が4月11日から、手動でたるからビールをくみ上げる「ハンドポンプサーバー」でビールを提供している。
ハンドポンプから提供する「URAWA CITY ALE リアルVer.」(パイント1,350円、ハーフパイント850円)
代表の小林健太さんが「本場イギリスのパブ文化を浦和で体験してほしい」と同設備を導入した。以前から設置を考えていたが、費用面から断念していたという。転機となったのは、自社醸造所「U.B.P BREWERY」のビール「URAWA CITY ALE」が国際的なビール品評会「World Beer Awards」で金賞を受賞したこと。「ハンドポンプに合うこのビールを最高の状態で提供したい」と決意し、2月からクラウドファンディング(CF)で資金を募り、目標の150万円を上回る289万7,000円が集まった。これにより、さいたま市内では初となるハンドポンプ2基の設置が実現。「ハンドポンプを複数台備えているのは全国的にも珍しい」と小林さんは話す。
ハンドポンプは炭酸ガスの圧力を使わず、井戸から水をくみ上げるように人力でレバーを上下させることによりビールを吸い上げる仕組み。通常のサーバーで提供するビールに比べ温度が高めで炭酸が控えめになり、まろやかな味わいに感じられるという。ハンドポンプで提供するビールは、イギリスの伝統的なパブで愛されるビールスタイル「リアルエール」と呼ばれる。
同店ではハンドポンプの導入に合わせて、フードやドリンクメニューも刷新。広島県三角島産のノンワックスレモンを使ったレモンサワー8種類(680円~)や、イギリスのスコッチエッグとシューマイを組み合わせた「ハンチング風スコッ焼(しゅう)エッグ」(1,480円)などを提供している。
同日、CFの支援者を招いたお披露目パーティーを開いた。パーティーで特大の「マースジョッキ」を掲げた大宮区の岡本和彦さんは「リアルエールは優しい味わいで、時間をかけて楽しめる。目の前で注いでくれるビジュアルも格好良く、これからはハンドポンプの前が特等席になるのでは」と話す。
小林さんは「炭酸が苦手な人でも飲みやすく、ゆっくりと語らいながら楽しめる。本場のパブも社交の場。カウンターで飲みながらスタッフと話してもいいし、そこで出会ったお客さま同士で話してもいい。これからも、その店に行かないと体験できないものを届けていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は、月曜~木曜=17時~23時、金曜=17時~23時30分、土曜=14時~23時30分、日曜・祝日=14時~22時。当月の店休日はSNSで知らせる。