プレスリリース

グッドデザイン賞14年連続受賞 累計33度目に

リリース発行企業:株式会社AQ Group

情報提供:

株式会社AQ Group(本社:埼玉県さいたま市西区、代表取締役社長:加藤博昭)が手掛けた、純木造8階建て本社ビル(埼玉県さいたま市西区三橋5丁目976-1)と、純木造4階建てマンション「AQ FOREST 大宮桜木町」(埼玉県さいたま市大宮区桜木町4丁目883-1)が10月15日、公益社団法人日本デザイン振興会主催の「2025年度グッドデザイン賞」(オフィス・産業施設の建築・環境部門)・(小規模集合住宅部門)でグッドデザイン賞を受賞しました。いずれも、日本古来の在来軸組工法をベースにした“普及型”モデルで、CO2削減や森林循環を促すなど、社会的意義のある取り組みとして高く評価されました。

“普及”を目的とし、市場とつくり手の可能性を最大化
サステナブルな社会実現に向けた「中大規模木造建築」でW受賞!





純木造8階建て本社ビル(オフィス・産業施設の建築・環境部門) 


純木造4階建てマンション(小規模集合住宅部門)

           
環境負荷の低減、地域経済の活性化、そして伝統技術の伝承を同時に実現する手段として、近年、木造建築への関心が急速に高まっています。鉄骨造や鉄筋コンクリート造が主流だった都市建築で、木の魅力と機能性を両立させた建築手法を模索する動きが加速する中、弊社の純木造8階建て本社ビルは、2024年3月に竣工しました。住宅市場の縮小や建築業界の縦割り構造といった課題を背景に、在来軸組工法の持つポテンシャルを再解釈し、既存の住宅インフラと普及材を活用して「誰もが扱える中大規模木造建築」を普及価格帯で実現。大手ゼネコン主導という既成概念を覆し、地域ビルダーや地場ゼネコンなど、多様なつくり手が参入できる仕組みを構築することで、業界構造の刷新と事業機会創出を目指した実証建築です。

一方、純木造4階建てマンション「AQ FOREST大宮桜木町」は、ビル建築を応用した“普及型”中大規模木造の賃貸住宅として2025年5月に完成しました。弊社オリジナル技術である「AQ木のみ構法」によって、耐震等級3・耐火等級4・劣化対策等級3といずれも最高等級を取得。また、エンジニアリングレポートにおいては耐用年数65年以上、断熱等性能等級では高水準の6を取得し、省エネ性と快適さを担保しています。さらには、高い遮音性も達成するなど、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と同等以上の住環境を実現しました。

都市部の限られた土地において、4階建て以上の建物で空間的な余裕を生み、木組みの美しさや木が持つぬくもりを届けるのも中大規模木造建築の役割です。いずれの建築も、在来軸組工法を未来志向の中大規模木造建築へと進化させた挑戦であり、日本の伝統的な木造文化を現代に継承する社会的使命を体現したプロジェクトです。

≪グッドデザイン賞とは≫
製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰する制度。デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動として1957年に開始し、シンボルマークの「Gマーク」と共に広く親しまれてきました。デザインの優劣を競う制度ではなく、審査を通じて新たな「発見」をし、Gマークとともに社会と「共有」することで、次なる「創造」へ繋げていく仕組みです。

<審査委員の評価:本社ビル> 
埼玉県に建つ、耐火純木造の本社ビルである。木質の建築は、近年のトレンドになっているが、ここでは大手の会社による特別なプロジェクトではなく、参入障壁を低くした「普及型中大規模木造モデル」を提示することが目的とされた。そこで住宅用プレカット工場で加工された普及部材の使用、組子に着想を得た格子耐力壁、坪145万円という普及価格などを実現している。また同時に、無柱の大きな空間、格子を通した美しい光の建築にもなっている。新しい事業を開拓する意欲的なプロジェクトだ。

<審査委員の評価:AQ FOREST>
これまで鉄骨造やRC造で建設するしかなかった、4~5階建ての中層建築を、一般的な流通木材で建設可能にすることで、中小規模の地元工務店が手掛けられるようになり地域経済に貢献している。また、都市部の大半を占める建築物が木造化され得るため、CO2の固定化や森林循環を促し、サステナブル社会の実現にも寄与する。高い社会的意義のある取り組みであり高く評価した。


2012年から14年連続33度目の受賞!受賞でさらに勢いづくAQ Groupの挑戦
純木造マンションシリーズ「AQ FOREST」が都内で続々着工を予定!

弊社は創業以来20年以上にわたり、中大規模木造建築の普及と技術革新に取り組んできました。今回受賞した純木造8階建て本社ビルは、グッドデザイン賞の他、世界で最も歴史のある国際デザインアワード「iF DESIGN AWARD」を受賞するなど、竣工からわずか1年半で6度のタイトル受賞を果たし、設計・構法・デザインの各面において国内外で高い評価を得ています。独自に開発した「AQ木のみ構法」は、木造建築の普及と品質向上を両立させるべく、マニュアル化を進め、地域ビルダーや地場ゼネコンらが安心して挑戦できる仕組みづくりを推進しています。




今回初受賞となった「AQ FORESTシリーズ」は、今後東京都内を中心に7現場の着工を予定しており、都市型木造集合住宅の新しいスタンダードを確立していく見通しです。これらのプロジェクトは、単なる建築物の枠を超え、木造建築の復興と未来への進化を象徴する試みでもあります。伝統的な技術と地域資源を活かしながら、環境負荷を低減し、サステナブル社会実現を提案するAQ Group。今回のグッドデザイン賞受賞を契機として、日本の木造建築の技術継承と発展、そして「新木造時代」に向け、これからも力強く歩みを進めてまいります。


AQ FOREST両国 外観パース

AQ FOREST 石神井公園 エントランスパース          

                       
≪グッドデザイン賞 受賞作品≫
<概要:本社ビル>
建築地 :埼玉県さいたま市西区三橋5丁目976-1
敷地面積:3,776.95 平方メートル
建築面積:909.41平方メートル  
延床面積:6,076.52平方メートル                             
工法  :純木造軸組工法 
構造  :耐震構造 
階数  :8階
用途  :オフィスビル





<概要:AQ FOREST 大宮桜木町>
建築地 :埼玉県さいたま市大宮区桜木町4丁目883-1
敷地面積:214.45平方メートル
建築面積:132.29平方メートル
延床面積:379.43平方メートル                               
工法  :純木造軸組工法 
構造  :耐震構造 
階数  :4階
用途  :賃貸住宅




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