プレスリリース

埼玉県秩父市にAIを活用した混雑予測システム提供へ ~デジタルサイネージを活用しオーバーツーリズム対策~

リリース発行企業:株式会社バカン

情報提供:

 AI技術で混雑状況を可視化し、ムダな「待つ」をなくすサービスを提供する株式会社バカン(本社:東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、埼玉県秩父市と連携し、市営三峰駐車場における混雑予測システムの本格運用と、市内の道の駅2か所でのタッチ式デジタルサイネージを活用したオーバーツーリズム対策への取り組みを2025年2月21日から開始いたします。なお、本取り組みは、観光庁「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の全国26地域のみが選定されている「先駆モデル地域型」の一環として実施しています。


■導入の背景
 秩父市の三峰エリアでは、年間約 60万人が来訪する人気観光地として賑わう一方で、連休や紅葉シーズンに最大3時間以上の待ち時間が発生するケースもあり、地域住民への影響や、救急車両の通行への支障などが、深刻な課題となっていました。
 これらの課題解決に向けて、これまでにも秩父市とバカンは、昨年2月から混雑抑制プラットフォーム「VACAN(https://corp.vacan.com/service)」を活用し、連休などに渋滞発生の課題がある市営三峰駐車場及び周辺道路に設置したAIカメラから取得したデータに基づいて、リアルタイムの混雑状況の可視化を行ってきました。
 今回は、より効果的な混雑緩和と観光客の快適な観光体験の実現に向けて、新たに混雑予測システム機能の追加とデジタルサイネージを設置する運びとなりました。


■今回の取り組み
 混雑抑制プラットフォーム「VACAN」を通して、既存のAIカメラによるリアルタイム混雑可視化システムに加え、新たに混雑予測機能を実装。過去の統計データを分析し、1週間先までの混雑状況予測を配信することで、観光客の分散化を促進します。
 さらに、デジタルサイネージにて、待ち時間を有効活用できる情報を提供し、観光客を地域全体に分散させることで、観光客の満足度向上と地域全体の活性化を実現します。


・サイネージを用いた情報配信

画像:VACAN画面イメージ

画像:サイネージ設置イメージ


【実施内容】
1. AIカメラによる混雑予測機能の実装
・過去の混雑統計データをAIが分析し、1週間先までの混雑予測情報を提供
・日時別の4段階での混雑状況表示により、来訪のタイミング分散を促進

2. 道の駅へのデジタルサイネージ設置
・道の駅ちちぶと道の駅大滝温泉の2か所に新設
・駐車場の混雑情報に加え、市内観光スポット情報や防災情報も配信
・タッチパネル操作による詳細情報の閲覧が可能

 バカンは、本システムを通じて得られる混雑データを活用し、観光客の分散化や周辺観光スポットへの誘導など、地域全体での持続可能な観光施策の展開を目指してまいります。また、本事例を基に、全国の観光地が抱えるオーバーツーリズム課題の解決モデルとして、さらなる展開を検討してまいります。


■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:東京都千代田区麹町2-5-1 WeWork 半蔵門 PREX South 3F
設立:2016年6月
URL:https://corp.vacan.com/
 バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理なども行っており、空き/混雑データを起点とした「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。


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