11士業専門家が個人や事業者の相談に乗る「暮らしと事業のよろず相談会」が11月4日、浦和コルソ(さいたま市浦和区高砂1)7階ホールで行われる。主催は埼玉友好士業協議会。
例年11月の第1土曜に行う同相談会。弁理士、弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、行政書士、社会保険労務士、公認会計士、不動産鑑定士、中小企業診断士、公証人の専門家約60人がブースを出し、1人当たり30分をめどに相談を受ける。毎年100人を超える相談者が来訪し、昨年は170件ほどの相談を受けたという。
主催の埼玉県友好士業協議会は埼玉に拠点を置く11士業の団体が所属しており、「士業間の交流と地域への貢献」を目的に同相談会を毎年開いている。今年の「当番会」となっている日本弁理士会関東会所属の弁理士・赤塚正樹さんは「普段は士業間の交流はあまり多くない。ほかの専門家とつながりができると、相談者からの相談事が自分の専門以外に及ぶ場合にスムーズに連携できる」と話す。
よろず相談会は予約不要で、来訪順に受け付ける。相談先の専門家が不明な場合でも受付で相談内容を確認し、適切な士業ブースを案内するほか、複数士業への相談も受け付ける。
赤塚さんは「相続に関する法律相談や、空き家対策、確定申告についてなどがよく受ける相談だが、そのほかさまざまな相談を受けている」と話す。相談会は無料で、場合に応じて本格的な相談(有料)を案内することもあるが、「大体はこの相談会で話しをして解決のめどが立つことが多い」という。「これだけまとまった士業の数と、専門家の人数での相談会は埼玉県では一番大きい会だと思う。個人・事業主問わず、気軽に来てほしい」とも。
開催時間は10時30分~15時30分。予約不要、相談無料。問い合わせは日本弁理士関東会まで(TEL 03-3519-2751)。