食べる

南浦和にベーグル店 国産小麦・自家製天然酵母使う

女性に人気のスイーツ系ベーグル

女性に人気のスイーツ系ベーグル

  • 6

  •  

 ベーグル専門店「maru bagel(まるべーぐる)」(さいたま市南区南浦和3)が8月9日、南浦和駅近くにオープンした。

毎日約20種類のベーグルが並ぶ

[広告]

 「手作りすることが大好き」という店主の丸山育子さんが生地の仕込みから焼形まで1人で手掛ける同店。店舗は工房と販売スペース一体型で、工房で焼き上げた作り立てベーグルを店頭に並べる。国産小麦と自家製のレーズン酵母を使ったベーグルは、スイーツ系・総菜系各10種類に加え、シンプルなプレーンと全粒粉の味を用意。「しっかりとかみ応えがありつつ、かむほどに生地の味わいを感じられるベーグルを目指している」と丸山さん。

 丸山さんが自身の店を持つことを考え始めたのは1~2年ほど前。それまでも地元のベーグル店で開催していたパン教室に通ったり、自宅でパンやケーキを作ったりと、日常的にパン作りを楽しんでいたという。子育てが落ち着いたタイミングで自分が好きなことを仕事にしようと出店を決め、今年5月から出店準備やメニューの研究、試作などに励んだ。「現在はテークアウトのニーズが増えているので、テークアウト専門のベーグル店であれば地域の方からの需要もあるのでは」と話す。

 丸山さんの朝は早く、早朝3時ごろから開店準備に取り掛かる。前日に仕込んだ生地を切り分け成形、具材をトッピングして焼き上げる。生地は種となる生地を毎日継いで仕込んでおり、これがベーグルを膨らませる役割を果たすという。総菜系ベーグルは、通常の輪っか型ではなく中央がチューリップ状に開いた形が特徴。生地の中に加え、中央にも具材を盛る。商品ラインアップは「ビーフシチュー」「ダブルたまご」「やきそば」(各270円)など、オリジナルメニューを展開する。

 「特に女性に人気」というスイーツ系ベーグルは、ベーグルと相性の良いクリームチーズとオレンジピールを合わせた「ニューヨーククリームチーズオレンジ」、チョコレート生地をチョコレートクッキー生地で覆った「チョコダマンド」など、定番から変わり種まで幅広く用意する(各270円)。同じレーズン酵母で焼き上げるワッフル(230円)も人気。プレーン、チョコチップ、クランベリー、マンゴーなどベーグルの仕込みに余裕がある日に日替わりでワッフル販売する。

 包装と販売は丸山さんと幼稚園時代からの幼なじみという小嶋清美さんが担当する。丸山さんは「自宅も近所で、本当に頼りになる最高のパートナー」と笑顔を見せる。店のロゴやショップカードは丸山さんの夫の手作り。「友人や家族のサポートがあり、オープンを迎えられた」と振り返る。

 地元女性客の一人は「インターネットでオープンを知り来店した。近所にベーグル店ができてうれしい。今から食べるのが楽しみ」とほほ笑む。

 丸山さんは「商店街の皆さんも『調子はどう?』と気にかけてくださり、皆さんとても温かく新しいつながりができうれしい。商店街の一員としてがんばっていきたい」と意気込む。「今はお客さまのご意見を聞きながら試行錯誤の毎日。皆さんに喜んでもらえる店にしたい」とも。

 営業時間は11時~商品売り切れ次第終了。水曜・日曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース