中高生対象のタブレット端末利用、昼食付の無料学習支援プログラムが8月16日、浦和鹿手袋郵便局内「ひゅうまんポスト」2階(さいたま市南区鹿手袋1)で行われる。
家では十分に勉強ができない、タブレットが支給されても使い方が分からないなどの理由からオンライン授業が上手く対応できない小中学生の学習を支援しようと2020 年7月5日から始まった同プログラム。会場ではタブレットの使い方や、タブレット端末を活用してどのように学習ができるかなどを、教員免許を持ったスタッフや大学生が個別にサポートする。午前の部と午後の部に分かれており、参加者には無料で昼食も提供される。
会場ではソーシャルディスタンスを確保できる人数と配置になっているほか、スタッフの検温、マスク着用、手指アルコール消毒などの感染症対策も行っている。
同プログラム学習支援に加えて、定期的に講演会も行われる。8月30日は「法律から見る、子どもの権利」、10月25日は「リプロダクティブ・ヘルス&ライツ」、12月27日は「デートDVから考える自分の生き方」をテーマに、専門家を招いて講演が行われる(すべて開催時間は10時~12時、先着20人)。
パブリックリソース財団のコロナ給付型基金で行われる同プロジェクトは、「女性のスペース 結」が運営する。生きづらさを抱える女性のために、DVやデートDVに関する相談、講座運営など、さまざまな支援活動を行っている。
スタッフの泊由貴子さんは「勉強はひとりでするのはつらいもの。仲間と一緒に励ましあったり教えあったりして勉強すると、意欲がわいてくる。大学生が勉強の楽しさを教えてくれるし、相談員が悩みを聞いてくれるので、ステイホーム中に自宅で孤独に過ごしていた人や辛いことがあった人に参加してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は、午前の部=10時~12時、午後の部=13時~15時。12月までの第1・3日曜開催。参加無料。申し込み、問い合わせは女性のスペース結(TEL 048-637-5176)。