北浦和東口にあるパン店「エトアール」(さいたま市浦和区北浦和、TEL 048-831-2055)が12月9日に4周年を迎えた。
店主の西岡東輝さんが、ドイツ人の製パンマイスターから教わった知識と技術を生かして作るハード系パンや菓子パン、総菜パンなど約70種が並ぶ。「温度や湿度、水温で生地の状態が変わるので、常に自分の感覚を研ぎ澄まして作っている」という西岡さん。新商品や季節のパンも多く、「週に1つは新しいパンを考案した」とも。「浦和の名物になれば」との思いで調神社の守り神「狛ウサギ」にちなんで作った「こめうさぎ」(180円)は、米粉で作った生地に白あんを入れて和風に仕上げた新商品。クリスマスに合わせた「コーヒーシュトーレン」(950円)は、地域の商店街のコーヒー専門店「コンコード」の新豆をそのまま生地に練り込んであり利用客に評判という。
北浦和のタイ料理店「タイキッチン・ウアムフアン」や洋菓子店「ポルトボヌール」などと一緒に作ったパンを販売したこともある。西岡さんは「地域の店がコラボするとお客さんも楽しいのでは。盛り上がってくれたら」とほほ笑む。
北浦和で生まれ育った西岡さんは「先代が与野に店を構えていた頃から通ってくれるお客さんも多く、支えられてここまできた。4周年を記念して感謝祭を行うので、立ち寄っていただければ」と呼び掛ける。購入金額500円ごとに抽選し、オリジナルのエコバッグやシュトーレン、焼き菓子などを進呈。店頭で配布している塗り絵に色を付けて持参すると1回抽選できる。西岡さんは「夢は地域の方に喜んでもらえるような『パンのイベント』も開いてみたい」と抱負を話す。
営業時間は8時30分~19時30分。木曜・日曜定休。感謝祭は今月15日、16日の2日間。