さいたま市南区鹿手袋周辺で6月19日、「裏輪呑み(うらわのみ)@武蔵浦和」が行われた。
アーティスト集団「新しい骨董(こっとう)」による「裏輪飲み」はストリートの誰のものでもない場所を誰のものでもある場所にとの試み
同イベントは「裏輪呑み」を広めたいという思いで開催。「裏輪呑み」はアーティスト集団「新しい骨董(こっとう)」が作り出した簡易的な立ち飲みスタンドを道端に作り、そこで実際に飲むという「さいたま発・ストリート飲みスタイル」で行う。
テーブルになるのはマグネット付きのかご。それを逆さまにして、マグネットの付くところを見つけて貼り付け、その上にお酒やつまみを置く。
当日は20~50代の、さまざまな世代の16人が参加。遊歩道や駐車場など、さまざまな場所で「ストリート飲み」が行われた。
「都市空間の誰のものでもない場所を誰のものでもある場所にするという、裏輪飲みの神髄を体験できた」と話すのは主催者の一人、小峰弘明さん。
参加した40代の女性は「普段なら通り過ぎていた路地も、裏輪飲みに参加することで、こんなところに花が咲いていたのか、この看板にはこんなことが書いてあったのか、と改めて気付かせてくれた」と振り返った。