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浦和にフルーツパフェ専門店 契約農家の規格外果物生かす

「Fruit Parfaiteria Kaju」店主の吉田真紀子さん

「Fruit Parfaiteria Kaju」店主の吉田真紀子さん

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 「Fruit Parfaiteria Kaju(フルーツ・パフェテリア・カジュ)」(さいたま市浦和区岸町7)が「いちごの日」の1月15日にオープンした。

うさぎチョコをトッピングした2月提供予定のパフェ

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 「オーガニックフルーツソムリエ」「果物インストラクター」の民間資格を持つ吉田真紀子さんが経営する同店。他業種で仕事を続けてきた吉田さんは子育てを終えたことをきっかけに「自分の生き方」を見つめ直し、これまでの「夢」だった同店の開店をかなえたという。吉田さんは「おいしいパフェは『私のご褒美』で、仕事や子育てで疲れている時もフルーツがふんだんにのったパフェに元気付けられた」と振り返る。フルーツパフェを提供する店作りをしたいと考えた吉田さんは、飲食店やフルーツパフェ店で修業をしながら、具体的な店作りへのイメージを膨らませていったという。

 店舗を探していた吉田さんは、借りる予定だった物件の契約がかなわず店舗探しを諦めかけていた際、浦和で12年間営業してきた「Omosiro Cafe(オモシロカフェ)」と出合った。店主夫婦から店づくりの思いを聞き、その思いを引き継ぎ、店舗の内装や備品も変わらず使い、提供するコーヒーも当時と同じ豆でいれる。吉田さんは「オモシロカフェから引き継いだものを、これからも大切にしたい」と話す。

 提供メニューは、イチゴ1パックを使う「たっぷりいちごパフェ」(2,300円)、「バナナパフェ」(1,200円)、「いちごのサンド」(1,300円)、「フルーツサンド」(1,100円)、セットドリンクとして「コーヒー」「紅茶」(以上350円)などを用意する。果物は全国の契約農家から季節に応じた規格外のものを仕入れて使う。吉田さんは「通常の販売ルートではじかれてしまう果物もメニューに生かすことができると考えた。契約農家の方に少しでも役立てれば」と話す。

 オープン当日は来店客が世代を問わずパフェを楽しんでいたという。吉田さんは「私がおいしいと感じるパフェを皆さんに喜んでいただけるかどうか心配だったが、実際にオープンして、お客さまがパフェを食べて笑顔になっているのを見てうれしい」と話す。

 営業時間は10時~16時。火曜と第1・3水曜定休。

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