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浦和に「さんかくカフェ」 ピザや濃厚ソフトクリーム提供、恩おくり券も

浦和区領家にオープンした「さんかくカフェ」

浦和区領家にオープンした「さんかくカフェ」

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 「さんかくカフェ」(さいたま市浦和区領家4)が9月24日にオープンした。

長野県産のすずらん牛乳を100%使用したソフトクリーム600円

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 「わたし」「あなた」「地域」をつなげる場所がコンセプトの同店は、高齢者事業所と障害者事業所を運営する福祉ネットワークさくらが運営。「高齢者や障害者にかかわらず、誰もが利用しやすく活躍できるカフェを目指す」という。

 オープン当日にはイベントも行い、近所に住む人や店の関係者が訪れた。代表の横山由紀子さんは「オープンからたくさんの方が来てとてもうれしい」と話す。イベント後はランチがすぐに売り切れてしまうほどの盛況だったという。店内はバリアフリーになっており、車いすの人や足腰が不自由な人も過ごしやすいよう工夫する。

 看板メニュー「ナポリピッツァ」は、イタリアのナポリで2006年に開かれた「世界ナポリピッツァ選手権」で1位を受賞した経験のある岩澤正和シェフが監修。材料のモッツアレラチーズは、イタリアから仕入れたものを使うほか、生地は障害者事業所で粉から仕込んだものを店に卸し、注文が入ってから焼き上げる。横手美代子店長は「これからたくさんの人に楽しんでもらえるよう、料理のクオリティーを上げていきたい。味だけでなく、サービス精神も大切にしていきたい」と意気込む。

 デザートには、長野県産すずらん牛乳を100%使ったソフトクリームを用意。ソフトクリームの監修を務める「すずらん」の大川盛基さんは「濃厚なのにさっぱりとしている」と話す。ほかにも地元のコーヒーショップが自家焙煎(ばいせん)したコーヒーや紅茶などのドリンクを提供する。

 同店の特徴の一つに「恩おくり券」がある。恩おくり券は小学生以下の子どもに、大人がキッズソフトクリームの代金を先払いする仕組み。店内にある恩おくり券を利用すると、小学生以下の子どもは無料でソフトクリームを食べることができる。

 近所に住む50代女性は「保護者が集まって話せる場所が近所にできてうれしい。料理もおいしくておしゃれなので定期的に訪れたい」と話していた。

 同店はテイクアウト販売も行うほか、購入した商品を外のテラスで食べることもできる。テラスはもともと駐車場にする計画だったものを急きょ変更し、設けたという。横山さんは「テラスで料理を楽しみながら、地域の人たちが交流できる場所になれれば」と話す。

 営業時間は10時~16時30分。日曜・祝日定休。

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