プレスリリース

【11月11日は介護の日】美容で高齢者のQOLを支える「ケアビューティスト」が増加中 美容を導入する施設は4年で13倍、介護現場の人材不足の対策としても期待

リリース発行企業:株式会社ミライプロジェクト

情報提供:

株式会社ミライプロジェクト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山際 聡)が運営する、高齢者向け美容のプロを育成するスクール「介護美容研究所」では、介護と美容の専門知識を融合したカリキュラムを全国で展開し、ケアビューティストの育成を推進しています。卒業生には、看護師・介護士のスキルを広げるほか、一般職からのキャリアチェンジ、子育てや介護を経験した主婦層など多様なバックグラウンドを持つ人材が、高齢者向け美容の専門家として活躍中です。こうした高齢者ケアと美容の専門人材の活躍を広く知っていただくため、11月11日の「介護の日」に合わせて卒業生の活動をご紹介いたします。

介護分野では高齢者のQOL(生活の質)向上の必要性が高まる一方で、「介護職の人材不足」「業務負担の増加」などが深刻化する今、“美容を通してケアに参加できる人材”が対策として期待されています。



11月11日の「介護の日」は、“介護する人・される人・支える人”すべての人に感謝し、理解・交流を深める日として、厚生労働省が定めた啓発記念日です。

「AI に代替されない“人と向き合うケア”」として、介護美容は、いま新たな働き方の選択肢としても広がりを見せています。

介護現場で広がる「美容ケア」──導入施設は4年で13倍に増加



総務省によると、日本の高齢者(65歳以上)人口の割合は2025年9月時点で29.4%と過去最高を記録。中でも、高齢者の生活支援ニーズの拡大や介護保険制度の限界から、“保険外サービス”として心のケアを含む付加価値型介護への注目が高まっています。
とくに美容領域では、心身の活性効果や自尊心の回復などの側面が評価され、導入する介護施設は4年前から約13倍に増加(当社調べ)。今後ますます、施設ごとに合わせた美容ケアが重要視される見込みです。



介護美容で生まれた良い変化(導入施設の声より)

1.認知症の利用者が「笑顔で会話」──気分と社会参加意欲が改善(SOMPOケア ラヴィーレ大宮弐番館)
認知症を持ち、不安定な気分とネガティブな発言が続いていたある利用者。 ケアビューティストによるネイルケアとハンドトリートメントを受けた日、その方に小さな変化が生まれました。施術中からだんだんと前向きな気持ちになり、笑顔になっていきました。施術後は施設職員に「見て!これだけきれいになったよ!」と見せ に来るまでに気分が明るくなり、自信を取り戻されました。以降は、周囲とのコミュ ニケーションも少しずつ増えていきました。



2.ネイルケアが生活の意欲につながる例(メディカルホームグランダ目黒)
ネイル施術の日、普段はベッドで過ごす利用者からは「この日(ネイルをする日)は頑張って起きたい」と話すなど、美容が生きる活力になっています。入居者のご家族からは「女性らしさを大切にしてほしい」という想いが強く、美容サービスへの評価が非常に高いです。
※引用:「介護美容マガジン」”介護美容導入施設の声”
3.美容レクリエーションが変えた現場の空気(パークサイド岡野ホーム)
介護美容を導入することで、まずデイサービスの利用率が向上しました。また、美容レクリエーションが“話題のネタ”となり、ご家族やケアマネジャーとのコミュニケーションが円滑になる効果も見られました。さらに、職員では対応が難しい美容施術をケアビューティ ストが代行することで、現場の理想とするケアが実現できています。
※引用:「介護美容マガジン」”現場の声・導入施設のエピソード”

「ケアビューティスト」という新しいキャリアの広がり

●箱石 志保さん(30代)MBA・大企業勤務 → 介護美容で独立
大手企業での営業職を経て「自分でビジネスを立ち上げたい」という想いから、介護美容研究所で学び、卒業後に「介護美容 YN」を起業。現在は訪問美容を手がけるほ か、SNSを活用して介護美容を仕事にしたい人を対象にしたオンラインサロンも開講。これまでに延べ150名以上の相談に応え、悩み解決や活動フォローを行ってきた。訪問契約施設は現在15施設を超え、対応がひとりでは困難になったことから、オンラインサロンのメンバーに業務を依頼する形で“チーム運営”へと拡大。自らのスキルを活かしながら、他者の活躍も支える「次世代型ケアビューティスト」の先駆けとなっている。



 
●林 聖子さん(50代)パート勤務からのダブルワーク
コロナ禍に将来の不安を感じ、時代の変化に対応できるスキルを習得するため、リフォ ーム会社でのパート勤務と並行しながら介護美容を受講し始める。卒業後には、美容を導入したい施設とケアビューティストをマッチングさせる訪問美容サービス『care sweet』を活用し、月7~8回の稼働で月収約10万円を達成。自分にとって“ちょうどいい働き方”ができている。




●荻野 久子さん(60代)看護師→美容のできる看護師(ビューティーケアワー カー)
看護師歴40年。60代になり「看護師だけで人生を終わらせたくない」という想いからキャリアの方向を模索。そこで介護美容と出会い受講を決め、“美容のできる看護師”へ。現在は美容を導入する有料老人ホームに転職し、月3、4回の美容ケア提供を担い、理想の働き方に近づけることができ、やりがい・喜びを感じている。



※このほか、子育て×介護のダブルケア経験から学び直した30代や、接客業からキャリアチェンジした50代も活躍中。

今後の展開

ミライプロジェクトでは今後も、ケアビューティスト育成と施設導入の推進を重視し、「介護美容」の価値を広めてまいります。 “すべての人が「自分らしく生きる力」を取り戻せる社会”の実現を目指し、地域連携や啓発活動にも積極的に取り組んでまいります。

株式会社ミライプロジェクトについて

所在地:東京都渋谷区神宮前1-15-15 タガミ神宮前ビル2F
設立:2015年11月19日
事業内容:介護・医療関連職の人材紹介事業、介護×美容の人材育成事業、訪問美容事業、介護×美容の商品販 売事業 「ケアビューティスト」は株式会社ミライプロジェクトの登録商標です
会社HP:https://www.mirapro.net/

介護美容研究所について

・全国 6 拠点で展開(東京・横浜・大宮・名古屋・大阪・福岡)
・入学者の約半数は介護・美容業界未経験者
スクールHP:https://academybc.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/carebeauty_mirapro/
介護美容マガジン:https://academybc.jp/cbmag/

問い合わせ先

株式会社ミライプロジェクト (介護美容研究所)
広報担当:矢島
メール:yajima.r@mirapro.net

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