プロ卓球チーム「T.T彩たま」が6月15日、小中学生を対象とした卓球教室「埼玉トヨペットプレゼンツ T.T彩たま卓球教室」をサイデン化学アリーナ（さいたま市桜区道場）で開催した。

しゃもじを持った有延選手に挑戦

　2018（平成30）年から埼玉を拠点に活動する同チーム。11人の選手が所属し、2025年3月のTリーグプレーオフではチーム初のリーグ優勝を果たした。

　同施設での卓球教室は今回が3回目。今年の卓球教室は「卓球初心者大歓迎」を合言葉に、市内の小中学校を中心に告知。申し込み多数のため抽選を行い、卓球経験の有無を問わない形で参加者を絞り、最終的に小学生70人・中学生30人が参加した。

　副キャプテンの2人、有延大夢（ありのぶ・たいむ）選手と曽根翔（そね・かける）選手指導の下、「卓球未経験や初心者の参加者、経験者も気軽に楽しめるように」と約2時間のプログラムを構成。ラケットの使い方や打ち方などをレクチャーする技術講習会、卓球台の端に置いた紙コップを狙った的当て、フライパンや「しゃもじ」を持った選手と参加者が卓球対決を行った。最後のじゃんけん大会では、勝った参加者に選手のサイン入りラケットを進呈した。集合写真を撮影した後にサイン会も行い、プロ卓球選手と小中学生が交流を図った。

　有延選手は「参加者の皆さんが楽しそうに卓球をしてくれる姿に元気をもらえた」、曽根選手は「イベントを通じて卓球の面白さを体験してもらって、笑顔になってもらえたらうれしい」と、それぞれ話した。

　初めて参加した南区在住の中学1年の男子生徒は「中学に入ってから卓球を始めたが、今回のイベントで卓球をさらに好きになった。しゃもじを持った有延選手に勝てたことがうれしかったし楽しかった」と振り返る。

　共同主催をした埼玉トヨペットの営業推進部 販売促進課の杉本崚さんは「2023年から『T.T彩たま』と一緒にイベントを開く中で、年々参加者も増えている。地域の皆さまが楽しんでもらえるようなイベントを引き続き開催していきたい」と話す。