さいたま市南区文蔵のイベント「ふゆのね」が2月10日、「喫茶むくむく」とジェラート店「LETTER(レター)」(以上、さいたま市南区文蔵2)で初開催された。
文蔵商店街にある「喫茶むくむく」店主の深水秀美さんとジェラート店「LETTER」店主の渡辺純子さんが発起人となり、文蔵地域を盛り上げようと企画した同イベント。同店とつながりのある店の弁当や総菜、パン、スイーツを販売した。イベント名の「ふゆのね」には、地元に根(ね)を張りたいという思いを込めたという。
「喫茶むくむく」では、与野「日々菓子よしだ」(中央区)が「あまりんショートケーキ」や「少し大人のケーキ『黒い森』」などのスイーツを販売、「魚と鶏の居酒屋よいさん」(中央区)の「よいホットドック」「よい豆腐」などの総菜も並んだ。南浦和の「ボリカレー」(南区)は「チキンカレー」を、「お弁当とお惣菜companio(カンパニオ)」(緑区)は3種類の弁当を提供。
「LETTER」では、むくむくとのコラボジェラート「ふゆのねこ」をはじめ、「coffee REforme(リフォルメ)」(南区)のドリップコーヒーを販売した。「宵イ茶屋文庫」(蓮田市)のケークサレやクッキー、県外からは「weekend」(鎌倉市)の焼き菓子なども並んだ。イベント開始から客足が絶えず、昼時には入店待ちの行列ができた。終了時間を待たずにほぼ全ての商品が完売したという。
深水さんは「とにかく楽しかった。いつも支えられているお客さまに楽しんでもらおうと開催を決めた。実際、7割方は常連だったと思うが、盛況を見て遠慮して帰った人もいて驚いた。文蔵商店街に行列ができて、有名人が来ているのかと不思議に思って声をかけてくれた地元の人もいた」、渡辺さんは「日頃付き合いのある店に多数参加してもらえた。どの商品も本当においしかったので、多くの人に知ってもらえるきっかけになれば」と話す。