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北浦和に香水専門店「フィンカ」 重ね付けで好みやイメージに合わせた香り提案

アドバイザーが提案に使う香水は現在65種類

アドバイザーが提案に使う香水は現在65種類

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 オリジナルの国産香水を取り扱う香水専門店「FINCA(フィンカ) サテライトショップ北浦和」(さいたま市浦和区常盤9)がオープンして1カ月が過ぎた。

30分の接客で3~5種類の組み合わせを提案 

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 東京・新宿店に続く2店舗目となる同店。国内で製造されたオリジナルのオードトワレ65種(各30ミリリットル 2,400円)をそろえる。2~3種類の香りを組み合わせて肌に重ね付けする「PILE UP(パイルアップ)」と呼ばれる独自の方法でオリジナルの香りを提案するのが特徴。フレグランスアドバイザーの宇部未来さんは「数種類の香りを組み合わせ、付ける順番やボトルからの吹きかけ方などを調整することで、お客さまがイメージする『自分らしい香り』を作り上げていく。液体同士を調合するのとは違い、それぞれの香りの量に変化を付けて気分や好みに合わせてバランスをアレンジしたり、一つの香りを単体で楽しんだりすることもできる」と説明する。

 接客は1組平均30分程度で、事前予約も可能。カウンセリングシートに客が記入した情報を元に、フレグランスアドバイザーが客の要望に合わせた香りの組み合わせを3~5種類ほど提案する。宇部さんは「久しく香水を付けていないという方や、香りについて詳しい知識はないというお客さまも多い。専門用語や表現にこだわらず、キーワードや憧れの有名人、手持ちの香水の物足りない部分を聞かせてもらう形でも柔軟にその人ならではの香りを提案できる。遠慮なく目指すイメージを伝えてもらえれば」とほほ笑む。

 宇部さんは「北浦和では、おしゃれや身だしなみといった目的以外に、カーテンや自宅の空間に吹きかける『ルームフレグランス』の用途で購入するお客さまが多い。植物をベースにしたナチュラルな香りの人気が高い」と話す。オープン以後1カ月間で寄せられた客の要望に応え、空間に香りを漂わせる「アロマディフューザー」の開発にも着手し、間もなく販売を始める予定だという。

 宇部さんは「アットホームな雰囲気を大切に、お客さまとの距離が近い地域に愛される店を作っていけたら。気軽に立ち寄って、香りを楽しむひとときを味わってほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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