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浦和のデリレストラン「カンタービレ」1周年感謝祭 地域とのつながり大事に

イベント参加を呼び掛ける小浦さん

イベント参加を呼び掛ける小浦さん

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 洋風デリなどの飲食店「Deli & Restaurantカンタービレ」(さいたま市浦和区領家7)が1周年を迎える4月4日、記念イベント「カンタの1周年大感謝祭」を開催する。

看板メニューのキッシュは全粒粉入りの生地とゴロゴロ入った素材が特徴

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 洋風デリとキッシュの店としてオープンした同店。埼玉県産の野菜を中心に使用したデリや生地から手作りのキッシュをそろえるほか、カレーやハンバーガーなどの曜日替わりメニューをテークアウト中心に提供する。週末限定のディナー営業では、旬の魚のカルパッチョやパスタなどの料理を店主こだわりの酒と共に楽しめる。

 店主の小浦貴史さんは洋食レストランなどで修業をし、2016(平成28)年から2年間さいたま市中央区で「カフェ カンタービレ」を経営していた。その後、店舗を持たない「出張シェフ」などとして活動した後、2020年4月に同店をオープンした。地域のコミュニティーの中心となれるような店を目指し、「カンタのちっちゃい夏祭り」や「カンタのHalloween Party!」などの住民参加型のイベントを定期的に開催するほか、北浦和のパン店「エトアール」とコラボしたサンドイッチを販売したり、つながりのある有機農家が店先で野菜を販売したりと、人とのつながりを大事にする店づくりを心掛けてきた。今では地元住民を中心に常連がつき、好みのデリを求めて来店するほか、近隣の子どもたちが顔をのぞかせ店主やスタッフとあいさつを交わす。

 過去にも飲食店経営の経験がある小浦さんだが「テークアウト中心の店は初めての試み。家に帰ってどれだけおいしく食べてもらえるか、トライ&エラーの1年だった」と振り返る。「1年目の大変な時期を支えてくれた皆さんに恩返しがしたい」と考え、1周年イベントを企画したという。

 イベントでは定番のデリやキッシュに加え生地から手作りのイベント限定クレープを販売するほか、有機農家浦農園の野菜販売、同店の外装も手掛けたタイル職人による参加型タイルアートやワンコイン似顔絵などを企画している。予約制の夜の部では1周年記念コースディナー(4000円)を提供する。

 小浦さんは「お客さんに日頃の感謝の気持ちを伝えたい。来た人みんなが楽しめるイベントにするので、足を運んでもらえたら」と来店を呼び掛ける。「今後も自身の目標である食で世界平和を目指し、止まることなく考えながら料理を届けていきたい」と2年目への意気込みを話す。

 開催時間は昼の部=11時30分~16時、夜の部=18時~21時。夜の部は完全予約制。平常時の営業時間は11時30分~17時(土曜は22時まで、4月21日までは21時までの時短営業)。日曜~火曜定休。

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