「第1回“海なし”埼玉県ビーチユースアルティメット大会」が9月27日、しらこばと水上公園で開催された。
埼玉県公園緑地協会と埼玉県フライングディスク協会による共催で初開催となる同イベント。各地でフライングディスク競技の全国規模の大会延期が続く中、地域限定での開催となった。
埼玉県公園緑地協会しらこばと公園管理事務所の船崎薫介さんが「しらこばと水上公園のビーチスポーツを増やしたい」という思いから企画した。船崎さんの友人がフライングディスクのプレーヤーだったことをきっかけに、埼玉県フライングディスク協会とつながったという。
ビーチアルティメットは、砂の上でアルティメットを行う5人制のチームスポーツ。通常のアルティメットより小さいフィールドでプレーを行い、フライングディスクを落とさずにパスをして運び、コート両端のエンドゾーン内でディスクをキャッチすれば得点となる。
この日は埼玉県唯一のユースチーム「えいひれ」を中心に小学生から中学生まで約30人が集まり、砂を敷き詰めた会場で、ビーチアルティメットを楽しんだ。5~7人の4チーム総当たり戦を行った。参加者の「埼玉県にこんなきれいなビーチがあるのは知らなかった」と笑顔で話した。
近年、埼玉県フライングディスク協会では小中学生など若手世代へ向けた指導やイベントを重点に置いている。船崎さんは「来年夏にはプール利用客がギャラリーとなって観戦してもらい、埼玉のホワイトビーチとアルティメットを知っていただくきっかけになれば」と期待する。
同日、ディスクゴルフの体験会も行われた。ディスクゴルフは、個々にディスクを持った一組3~4本のパーティーが各ホールに設けられた専用のゴールにディスクを入れるまでの投数の少なさを、通常18ホールの合計スコアで競う競技。戸田市ディスクゴルフ協会が主催し、ディスクゴルフ日本チャンピオンの菊地哲也選手が指導に当たった。50人が参加し、全9ホールを2~3人のグループで回った。
「アルティメットとディスクゴルフが交流できるという今までになかったイベントで、業界にも一石投じられたのではないかと思っている。こういうムーブメントが各地て?起こるとうれしい」と船崎さん。
次回は来年夏の開催を予定している。