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埼玉大・第14代・重原新学長が就任 「総合知」育むキャンパス展開へ

第14代埼玉大学重原孝臣学長

第14代埼玉大学重原孝臣学長

 埼玉大学の新学長就任・新常勤理事就任に関する記者会見が4月7日、埼玉大学(さいたま市桜区下大久保)で行われた。

埼玉大学新学長・新常任理事就任記者会見

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 4月1日付けで就任した第14代・重原孝臣学長は、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了後、2004(平成16)年に埼玉大学の教授に着任。同大工学部長や同大大学院理工学研究科長などを歴任。趣味はクラシック音楽。幼少よりピアノに親しみ、オーケストラとの協演も経験。現在は指揮者としても活動する。

 重原学長は所信表明の中で、「社会を支え、自分を生きる人材の育成」を掲げ、「教養・経済・教育・理・工の5学部の伝統と革新のバランス」「VUCA(ブーカ)の時代でのミッション」「研究支援体制」「DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)と多文化共修事業の発展」「教職員体制」の5つについて、今後の展望を説明した。

 特に「VUCAの時代」における人材育成について、重原学長は「革新・発展していくためには、既存の『枠』や『型』からはみ出していくことが重要。当大学の特徴である『All in One Campus(オールインワンキャンパス)』の土壌を生かし、学生が自身の軸となる『専門知』のみにとらわれず、他分野の知と結びつけて『総合知』へと広げて新しい価値を生み出す学びを応援したい。教職員も一人一人が意志を持って向き合う体制作りも整えたい」と話す。

 併せて、埼玉県内唯一の国立大学ある同大が都心に近いながらも工業と農業が盛んであり、多文化共生も進む地域の大学であることに触れ、「多文化交流や分野横断的な学習、企業や自治体と連携した学びの実践にも取り組んでいく。学生自身が自立した社会の一員であることを自覚し、自ら生きがいを見いだし自活できる人材に育ってほしいと願っている。埼大だからこそ提供できる多種多様な経験や交流、学習の機会を設けていく」と意気込みを述べた。

 新常勤理事には、理事(研究・産学官連携担当)・副学長に前・理学部分子生命学科長の戸澤譲さん、理事(教学・学生担当・副学長)に前・教育学部長・同大学院教育学研究科長の戸部秀之さん、理事(総務・財務・施設担当)・事務局長に文部科学省から起用された坪田知広さんの3人が就任した。

 就任期間は2032年3月31日まで。

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