旧浦和市内の中学校吹奏楽部卒業生を中心とした「『若人の心』を演奏する会コンサート2018」が8月26日、埼玉会館(さいたま市浦和区高砂)で開催される。
旧浦和市内にある9つの中学校吹奏楽部の昭和50年代卒業生を中心としたメンバーが市民楽団を結成し、披露するコンサート。かつて開かれていた旧浦和市吹奏楽連盟の合同演奏会が縁で、2009年から吹奏楽の練習を重ねてきた。演奏者は80人で、平均年齢は50歳。メンバーの中には世界で活躍するプロの奏者もいる。吹奏楽の楽しさを広く知ってほしいと入場無料で企画した。
事務局の高窪裕治さんは「メンバーの多くは社会人になって楽器から離れてしまったが、吹奏楽が好きで再び演奏を楽しんでいる。指揮は、木崎中学校と南浦和中学校の吹奏楽部顧問だった先生方。改めて指導いただけるうれしさを感じ、懐かしく和気あいあいとした雰囲気」とほほ笑む。
演奏曲は、行進曲「若人の心」や米国の作曲家による名曲「アルメニアンダンスパート1」、吹奏楽コンクールの名課題曲「天国の島」「ディスコ・キッド」など7曲。ほかにも、トロンボーンやオーボエ、ファゴットのプロ奏者が、それぞれソロでステージに立つ。
高窪さんは「吹奏楽は、年齢に関係なく世代を超えても楽器でつながることができるのが魅力。浦和の地域と人々だからこそ、こうして集えるのかも。音色には、恩師や仲間と再び奏でるうれしさや楽器への熱意などの気持ちが表れている。会場に来て、生の演奏で温かい気持ちになっていただければ」と呼び掛ける。
13時開場、13時30分開演。入場無料。申し込み不要。全席自由。