
「駄菓子屋さくら」(さいたま市桜区下大久保、TEL 048-853-5344)が4月6日で1周年を迎える。
10畳ほど(16.5平方メートル)の店内に設けた陳列棚や中央のテーブルに並べた130種類以上の駄菓子を1つ10円から販売する同店。店主の左右田(そうだ)紀久美さんは問屋に直接足を運び買い付けをしている。売れ行きを見ながら商品を入れ替え、見やすく手に取りやすいよう工夫して陳列しているという。当たりくじ付きのラムネや数種類あるグミ、チョコレートなどが人気。週に数回来店する常連客の小学生は、店の隅にある椅子とテーブルを置いたスペースで購入した商品を食べ、スクラッチくじをして過ごすという。駄菓子のほか、シニア層向けに、左右田さんが栃木県から取り寄せる石川製菓の「うさぎ玉」や「下野おこし」などの昔菓子も販売する。
左右田さんは「初めから駄菓子屋をやりたかったわけではなく、高齢者も散歩途中に立ち寄れる場所を作りたいと考えていた。年齢のこともあり、新たな挑戦に周囲からの賛同を得られないこともあった。駄菓子屋はどうかと夫に相談したときに初めて、夫の親が昔駄菓子屋を営んでいたことを知った。その時から夫の気持ちが変わり始め、開店へと話が進んでいった」と振り返る。
今は1日20人ほどの近隣住民や小学生が来店するという。SNSで見かけて来店する客も。左右田さんは「よく来ていた子どもが店内で騒いだので一度、注意したことがある。その子どもは来なくなると思っていたが、悪いと思ったのか今では友達を連れて来てくれるようになった。そんな子どもたちとの会話やコミュニケーションが、売り上げに代えがたい楽しさになっている」と話す。
1周年を記念して4月4日~7日、100円以上の購入でくじが引けるキャンペーンを行う。
営業は金曜~月曜の10時30分~17時。