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南浦和東口に「ビストロ フラ屋」 地元出身兄弟が二人三脚で出店

シェフの小杉龍介さん(左)、店主の小杉英介さん(右)

シェフの小杉龍介さん(左)、店主の小杉英介さん(右)

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 フランスの伝統的な家庭料理店「BISTRO FRAYA(ビストロ フラ屋)」(さいたま市南区南浦和2)がオープンして、3月24日で2カ月がたった。

ラクレットの焼きたてキッシュ

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 ビストロは、「小さな料理店」「居酒屋」のように気軽にフランス料理を楽しめる店のこと。ホール担当のコンシェルジュと会話をしながら、好みやお薦めに合わせて料理やワインを選んでいく。「複数人でメニューをシェアするのはもちろん、1人でも気軽に利用できる」という。現在はディナー営業のみだが、昼間は最大32人のイベントや会議などでの貸し切り利用もできる。

 長年飲食店で勤務した経験を持つシェフの小杉龍介さんは、東京・西麻布にあるワインショップ併設のビストロで働いた時に独立を決意。34歳の時、東京都中野区内に自身の店を構えた。さらに5年間ワインについても学び、知識を深めた。

 「もっとビストロの良さを生かした店を作れないか」という思いから、武蔵浦和で「葬送空間はるか」を経営する兄の英介さんに相談。英介さん自身、地元住民と長く関わる中で、高齢者が南区で集まれるスペースを作りたいと考えていた。2人のタイミングが合い、店を開くことになったという。

 アミューズ(食前に出される小皿料理)には、シュー生地にチーズを混ぜた「グジェール」を温かいうちに提供。メニューは、ビストロ前菜盛り合わせ(1,290円)、サーモンのミキュイ(1,690円)、ラクレットの焼きたてキッシュ(1,590円)、季節限定フランスおでん(1,990円)など。白子とロックフォールのグラタン(1,990円)など定期的に変更するメニューも用意する。

 飲食店未経験の英介さんは自らもホールを担当する。プレオープン期間を長めに設定し、スタッフと共に準備を重ねてきた。「日本ではまだまだなじみの薄いビストロだが、料理の魅力を伝えつつ、フランスのようにゆっくり時間をかけて食事を楽しんでもらえたら。オープンを迎え、お客さまと会話をしながら、選んだメニューを喜んでもらえるのが楽しい」と話す。

 営業時間は18時~23時。火曜定休。

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