公募絵画展「第20回チャリティ サムホール展」が12月1日から、ギャラリー彩光舎(さいたま市浦和区岸町6)で行われる。
サムホールと呼ばれる小さなキャンバスのサイズ(22.7×15.8センチ)で表現した絵画などの公募展。プロ・アマ問わず出品でき、出品作品は全てギャラリーの壁に展示する。
「誰でも気軽に、日頃描いている絵を見てもらえる場を作りたい」と2005(平成17)年に第1回を行って以降、毎年12月に行っている。毎回子どもから大人まで100点以上の出品があり、油彩、水彩、アクリル、日本画、切り絵など幅広いジャンルの作品がそろうという。
同ギャラリーの青山豪さんは「今年も、画家の武井好之さんをはじめ第一線で活躍しているプロから、趣味で普段から絵を描いている社会人、小学生まで多くの出品があった。中には、この展覧会があるのを知って、じゃあ描いてみようと挑戦してくれた人もいる」と話す。
作品は販売も行い、売り上げの1割を日本赤十字社に寄付する。コロナ禍の2020年に医療支援の一助になればと会期中の売り上げの一部を寄付したのをきっかけに、毎年チャリティーを実施しているという。価格は出品者が自由に設定でき、およそ5,000円~1万5,000円ほど。「出品者にとっては作品が売れることが評価となり、自信や経験につながる。手頃価格を設定している出品者が多いので、気軽に寄ってもらえたら」と青山さん。「展覧会というと、選ばれた人だけが展示できて、入場料もかかってと敷居が高いイメージがある。そうではなく、無料で入れて気に入った絵があったら買うこともできるので、フラッと買い物に行くような感覚で来てほしい」とも。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。12月14日まで。