北浦和のパン店「エトアール」(さいたま市浦和区北浦和1、TEL 048-831-2055)が10周年を迎え、12月16日に記念イベントを行う。
ドイツの伝統菓子 シュトーレンは、スタンダードタイプとオリジナルのコーヒー味の2種を用意
約30年にわたり営業していた与野から北浦和に移転して10年を迎えた同店。店主の西岡東輝さんがドイツのパン専門店で働いていたことから、ドイツ人マイスターから教わったプレッツェル、ライ麦パンなどのドイツパンを得意とする店として2013(平成25)年12月にオープンした。客のリクエストに応じてパンの種類を増やし、週に1種類は季節の野菜や果物などを使った新商品も追加。現在は、多い日で80種類のパンを販売しているという。
12月16日に開催する10周年のイベントでは、地元店とのコラボ商品を用意。北浦和のタイ料理店「ウアムファン」のカレーを使った「グリーンカレーパン」「レッドカレーパン」、与野駅西口のたい焼き店「夢ある街のたいやき屋さん」の粒あんをプレッツェル風味のパンに挟んだ「あんバターサンド」(以上346円)、同店駐車場で毎週火曜に営業している移動カフェ「Cafe Flat(カフェフラット)」による紅玉リンゴのスパイス煮を具材にした「アップルジンジャーパイ」(367円)の4種で、1人1種類につき1個まで販売。電話予約も受け付ける。
普段から近隣店とのコラボに積極的に取り組む。毎年クリスマス時期に販売する「コーヒーシュトーレン」には、北浦和のコーヒー店「コンコード」のブラジル産コーヒー豆を使う。与野のモロッコ料理とクラフトビールの店「ホップとリップ」にはモロッコのパン「ホブス」を、北浦和のビアバー「BEER HUNTING URAWA(ビアハンチングウラワ)」と姉妹店「BEERNOVA URAWA(ビアノヴァ ウラワ)」 にはバーガー用のバンズを、北浦和の「Cafe D+(カフェ ディープラス)」にはサバサンド用のフランスパンを卸している。
西岡さんは「10周年を迎えられたのは、周りの皆さんの力があってこそ。コラボしてくれる店や、うちのパンを使ってくれる店、うちを気にかけて10周年を祝ってくれる近隣の方たちと、地域で一緒にやっていけることはありがたい。イベント当日は、地域の皆さんへ感謝の気持ちを込めた一日にしたい」と意気込む。
当日は10時から、本物のパンを雑貨にして販売している「pato*patton(パトパットン)」と、「カフェフラット」が駐車場スペースに出店する。店内には通常商品も並ぶ。
営業時間は8時30分~18時30分。木曜・日曜定休。