「桜区音楽会&花火大会」が10月1日、浦和レッズが運営するスポーツ総合施設「レッズランド」(さいたま市桜区下大久保)で開催された。さいたま市桜区PTA連合会と同施設の共催。
普段はサッカーやフットサルに使われる芝生のコートで演奏会を行うのは初めての試み。スポーツイベントに限らず、地域の子どもたちが活躍する場を提供したいという思いから、演奏会の企画の実現に至ったという。
第1部は、さいたま市立大久保小学校の金管バンドによる演奏と、レッズランドのチアダンススクールによるダンスパフォーマンスが、集まった観客の前で披露された。
音楽会で演奏した同小6年の児童は「初めて観客を前にしての演奏だったので、とても緊張した。皆が音楽に乗ってくれてうれしかった」と話す。指揮を担当した丸山さんは「これまで演奏会の経験をさせてあげられなかったので、今回は地元の皆さんの前で披露することができて光栄」と振り返る。生徒の保護者は「先生方が熱心に指導してくれたことと、保護者の理解と支えがあって、児童たちの努力がこの場で表現ができた。これからも近くで応援したい」とほほ笑む。
第2部は、レッズランドで初の花火大会が行われた。30分間で約200発の花火がレッズランドの夜空に打ち上げられ、子どもたちからは大きな歓声が上がった。
桜区PTA連合会の渡部秀之さんは「悪天候で開催が心配されたが、奇跡的に雨が上がり無事開催できて、涙が出るほどうれしかった。来年も開催できれば」と話す。レッズランドのイベント総合統括の小尾優也さんは「今回のイベントも地域の人たちと協力し合えた。保護者からも温かい声が聞けて、心に響いた。この街に浦和レッズがあって良かったと言ってもらえるように活動していきたい」と意気込む。
次回のイベントは10月21日、菱重工浦和レッズレディースの選手とスタンプラリーなどを楽しむ「レッズレディースキッズフェスタ」を行う。