埼玉県の賓客接遇施設として利用されている知事公館(さいたま市浦和区常盤4丁目)の特別開放イベント「知事公館でお花見を!with かっぽフェスタ」が3月25日、開催された。
「かっぽ」とは、県庁内にある障がい者施設で作られた商品を販売している福祉の店の名。今回のフェスタでは13施設が集まって雑貨やパン、焼き菓子などの商品を販売した。
会場内では「埼玉視覚障害者の生活と権利を守る会」によるマッサージコーナーや日本薬科大学による薬膳カレーや焼き菓子の販売、浦和第一女子高校の生徒によるお茶処、障がい者アートの展示、trfのSAMさんによるコバトン健康エクササイズ教室などのイベントが行われ、雨の日にもかかわらず多くの人でにぎわった。
知事公館は例年11月14日の県民の日に一般公開していたが、「知事公館の桜を県民の皆さんにも楽しんでほしい」「障がい者支援もしていきたい」という大野元裕知事の企画で今回のイベントが実現したという。
県の福祉部障害者福祉推進課によると、毎年5月に行っている「かっぽフェスタ」も県庁内で開催する予定。「『アンテナショップかっぽ』を広く知ってもらうきっかけになれば」と担当者は話す。