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浦和にクラフトビール醸造所併設のパブ 昼はサンドイッチのカフェ営業も

酒かすとフルーツを使い、とろみと酸味が特徴のビール「Heart of Gold」

酒かすとフルーツを使い、とろみと酸味が特徴のビール「Heart of Gold」

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 ブリューパブ「U.B.P BREWERY(ユー・ビー・ピーブリュワリー)」が8月4日、浦和ワシントンホテル(さいたま市浦和区高砂2)1階にオープンした。

U.B.P BREWERYの小林さん(右)とGRANDE cafeの角田さん

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 クラフトビアバー「BEER HUNTING URAWA(ビアハンチングウラワ)」(北浦和4)、「BEERNOVA URAWA(ビアノヴァ ウラワ)」(東仲町25)を経営するURAWA・BEER・PROJECT(ウラワ・ビア・プロジェクト)が手がける3店舗目。店内に併設したブルワリー(ビール醸造所)で、秋からビールの醸造も予定する。

 カウンター7席、2人掛けテーブル2卓に加え、テラスに15席を用意する店内では、サーバーから最大8種類のドラフトビール(たる生ビール)を提供する。自家醸造の開始に先駆け、現在は他ブルワリーの設備を借りて醸造したビールを提供している。「UTILYTY LAGER(ユーティリティラガー)」(1パイント1,200円、ハーフパイント800円)は、寒菊ブルワリー(千葉県山武市)とブルワーの松岡風人さんとのコラボレーションで、「ライトデュンケル」という濃色のスタイル。店主の小林健太さんは「1杯目でも途中でも最後でも、どのタイミングで飲んでもおいしいビール。モルト感は感じるが重すぎない味わい」と話す。「Heart of Gold(ハートオブゴールド)」(1パイント1,700円、ハーフパイント1,200円)は、B.M.B Brewery(宮崎県宮崎市)とのコラボレーションで、原材料に酒かす、マンゴー、パイナップル、リンゴを使い、スムージーのようにとろみのある液体と酸味が特徴の「スムージーサワー」というスタイル。

 小林さんは浦和レッズのサポーターとして訪れた日本各地や海外で、パブに集った人々がビールを飲みながら盛り上がるフットボール文化を経験してきた。「自分たちが造ったビールで浦和を盛り上げたい。スタジアム帰りをはじめ、どんなシーンでも気軽に入れるコミュニティーの拠点になれれば」と期待する。海外のパブのように「サクッと飲んでサクッと帰れるように」とキャッシュオンデリバリーで会計を行う。

 昼の時間帯には、サンドイッチをメインとした「GRANDE cafe(グランデカフェ)」が間借り営業する。カフェをプロデュースするフットボールアパレルブランド「GRANDE」代表の角田修一さんは、以前から小林さん、元浦和レッズの鈴木啓太さんと共に、浦和出身の阿部和永さんが醸造長を務める「T.Y.HARBOR BREWERY(ティー・ワイ・ハーバー ブルワリー)」で、浦和オリジナルのクラフトビール造りに携わってきた。

 全7種類のサンドイッチには市内の高級食パン専門店「君とならいつまでも」の食パンを使用。具には「ローストチキンコオロギ」のチキンや、レッズや日本代表の選手が試合後の補食として実際に食べているものと同じキーマカレーなどを使う。卵サラダに半熟卵をトッピングした「神の手 god hand たっぷりたまごサンド」(650円、ソフトドリンク・ポテト・ミニサラダ付セット850円)など、名前もサッカーにちなむ。角田さんの「お薦め」は、スモークした牛肉を黒コショウソースと西洋わさびで味付けした「KING 王様のひと休み パストラミビーフサンド」(800円、同セット1,050円)。

 営業時間は11時~21時30分(ラストオーダー)、カフェ営業は15時30分まで。ビールとサンドイッチは別会計。

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