「おひるごはんのおみせ ほっぺ」が5月6日、シェアキッチン「CLOCK KITCHEN(クロックキッチン)南浦和店」(川口市小谷場)の初めての利用者としてオープンした。
大宮で3店舗を運営するクロックキッチンの4店舗目となる同店。利用者は、曜日と時間で利用者が変わる飲食店やキッチンカー、時間貸しの菓子製造施設などシェアリング型の施設を、利用者の希望に合わせて使う。独立して店を持つ前に試験的に営業する人、本業の傍ら、趣味として続けてきた菓子製造の技術を使いイベントに出店するためのお菓子を作る人、紅茶のインストラクターとしての資格を生かし、本業が休みの日を利用して出店する人など、さまざまな人の利用があるという。
「ほっぺ」を運営するのは諏訪恵美さんら2人。飲食関係の仕事で同僚だったという2人は、「カフェを運営したい」という夢があり、独立に向けて物件などを探してきた。決め手となる物件が見つからない中、「シェアキッチンを利用する」方法を知り、「まずは『営業』してみたい」と利用を決めたという。諏訪さんは「希望にぴったりの店舗が見つかるまで、コストを抑えつつ営業をスタートできるのがいいと思った」と話す。
栄養士の資格も持つ諏訪さんは、食事制限をしている人や高齢者の献立を考えることも多かったと言う。「野菜を使うメニューを考えることも多く、もっとこうしたらおいしくなりそうなどと思っていた。野菜たっぷりのメニューは需要があると思う。季節の食材を使ったメニューを提供していきたい」
日替わりのランチプレート(1,300円)には、3分づきの玄米ご飯、スープ、ドリンクが付く。
6月13日追記:こちらの店舗は2022年6月10日で閉店しました。