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さいたま市南区鹿手袋のリトルプレス「しかてぶくろ新聞」が100号 すべて手書き

ひとつひとつ手書きで書かれた新聞

ひとつひとつ手書きで書かれた新聞

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 さいたま市南区鹿手袋を拠点に発行しているリトルプレス「しかてぶくろ新聞」が4月、100号を迎えた。

編集の津守晶代さん(写真左)印刷を担当する横地真子さん(写真右)

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 「BABAlab(ババラボ)さいたま工房」と「ヘルシーカフェのら」(さいたま市南区鹿手袋7))のスタッフ有志で構成する「しかてぶくろ界隈(かいわい)を笑顔でいっぱいにしようの会」が毎月発行している同新聞。創刊は2012(平成24)年5月で、住宅街の中に店舗を構える両店が少しでも自分たちのことを地域の人に知ってもらおうと思ったのが発行のきっかけという。

 内容は、鹿手袋で活躍する人のコラムや地域のイベントや店の記事、子育てに関する記事をはじめ、マスコットキャラクター「しかてん君」を主人公にした4コマ漫画など。

 A3判、モノクロ刷、すべて手書きの文字とイラストで構成し、コロナ前は800部印刷して同店や南区の公共施設に設置していたが、公共施設などが閉鎖されたコロナ禍の現在では250部に縮小している。

 編集を務めるのは津守晶代さん。2014(平成26)年9月から「BABAlabさいたま工房」のスタッフを勤め、字がきれいだったということもあり、同年12月から産休に入るスタッフに代わり同新聞の編集を担当した。当初は毎月発行ではなかったものの、津守さんが編集担当になってから毎月発行になったという。

 記事を執筆するのは「BABAlabさいたま工房」と「ヘルシーカフェのら」のスタッフや地域で活躍するライターで、津守さんは掲載内容を考えて執筆依頼を行う。原稿はすべて手作業でレイアウトし、毎号オリジナルのイラストも描く。津守さんは「ライターは忙しい人が多く、自分が書くよりも原稿を集めるのが大変」と話す。中面は広告になっており、一枠500円の広告料で印刷費などの費用を賄っている。

 津守さんは「置いておいた新聞がいつの間にか少なくなっていたり、実際に手にしている人を見かけたりするととてもうれしい。新聞は今回が100号だが、しかてん君の4コマ漫画は4号から掲載が始まったので、今年の夏に100回になる。それを記念してみんなが描いたシカテン君を展示する展示会を開催予定なので、そちらにもぜひ参加していただけたら」と話す。

しかてぶくろ新聞についての問い合わせは同編集部(TEL 048-799-3214)まで。

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