北浦和にあるパン店「エトアール」(さいたま市浦和区北浦和1)が7周年を迎え12月19日、記念イベントを行う。
約30年営業していた与野から北浦和に移転して7年を迎えた同店。店主の西岡東輝さんがもともとドイツのパン専門店で働いていたことから、ドイツ人マイスターから教わったプレッツェル、ライ麦パンといった本格的ドイツパンを得意とする店として北浦和にオープン。与野店の頃からの常連客の「アンパンが食べたい」「クリームパンがおいしかった」といったリクエストに応えるうちに、パンの種類は増えた。さらに週に1種は季節の野菜や果物などを使った新製品を追加し、今では毎日70~80種類のパンを作っているという。
毎年クリスマスが近づく頃には、ドイツのクリスマス時期に食べられる菓子パン「シュトーレン」も販売し、「毎年楽しみに買いに来てくれる人も多い」と西岡さんはほほ笑む。味はレーズン、アーモンド、オレンジピール、クランベリーなどを使うプレーンと、北浦和のコーヒー豆専門店「コンコード」のコーヒー豆を使い香り付けしたコーヒー味の2種類(1本=1,200円)。
気さくな人柄の西岡さんは店が休みの日は近隣の店やイベントを回り、地域に知り合いが多く、パンを飲食店に提供しバインミーやサンドイッチとして販売するなと近隣の店とのコラボも多く行う。今回のイベントでも、北浦和の人気タイ料理店「ウァムファン」とのコラボでカレーパンを当日8時30分から数量限定販売する。人気パンのメロンパンも特別価格(110円)で提供する。
例年は、事前に配布したチラシの塗り絵を持ってきた人を対象に、または購入金額に応じてガラポンを実施していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止。通常は2日間行っていた記念イベントも1日とした。
コラボパンのほか、ラテアートがお薦めという移動コーヒー店「カフェフラット」や、本物のパンを雑貨にし販売している「pato*patton(パトパットン)が駐車場スペースに出店する。
西岡さんは「今年は新型コロナウイルスで外出が減りお客さまが少なくなった時期もがあったが、パンは自宅で食べられるのでありがたいことに近隣のお客さんは来てくれている。テークアウトをしていなかった近隣の飲食店にパンを提供してテークアウトに役立ててもらうなど、なんとか地域みんなで頑張っていけたらと思っているので、引き続き北浦和で買い物や飲食を楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は8時30分~19時30分。木曜・日曜定休。