埼玉150周年1年前イベントが「埼玉県民の日」の11月14日、埼玉会館(さいたま市浦和区)で開催された。
1871年(明治4年)、明治天皇が廃藩置県の詔書を下し、3府302県が誕生した。同年、明治政府は太政官布告によって従来の県を廃止し、新たに1府10県を設置。埼玉県と入間県が置かれた。2021年は埼玉県が誕生して150周年に当たる。
この日のオープニングセレモニーでは、150周年記念ロゴマークとキャッチコピーが発表され、応募総数3628点の中から、グラフィックデザイナーの福井義寿さんが考案したロゴマークと、会社員の嶺花菜絵さんが考案したキャッチコピーが選ばれた。会場には、大野元裕埼玉県知事、埼玉県のマスコットキャラクター「コバトン」と「さいたまっち」もお祝いに駆け付けた。
このほか、埼玉応援団の新メンバーとして、ロックバンド「凛として時雨」のドラム担当で越谷市出身の「ピエール中野」さん、日向坂46の埼玉県出身メンバー、金村美玖さん、丹生明里さん、渡邉美穂さんが紹介され、舞台に花を添えた。
来年のNHK大河ドラマの主人公・渋沢栄一翁の魅力紹介ステージでは、小島進深谷市長と深谷市イメージキャラクターの「ふっかちゃん」、渋沢栄一翁そっくりさんコンテストを勝ち抜いたそっくりさん3人が登場。来年2月16日にオープンする深谷大河ドラマ館をアピールしたほか、県内各地のゆるキャラも駆け付けイベントを盛り上げた。会場の赤い鳥居のゲート奥には、埼玉県各地の祭り紹介ブースも設置された。
県内各地では今後、さまざまなイベントが行われる予定。短編小説「54字の物語」と埼玉県がコラボした「54字の『埼玉』物語文学賞」のSNSキャンペーンも始まっている。応募締め切りは2021年2月15日。