ハンドメードセレクトショップ「Thingsly(シングスリー)」が浦和パルコ(さいたま市浦和区東高砂11)にオープンして3カ月がたった。運営は株式会社FRONTIER(長野県長野市)。
右から店長の中矢さんとスタッフ、左はハンドメード作家の中山さん
インターネット上で個人が直接、手作りの作品を売り買いできるハンドメードの総合サイトの人気に伴い2016(平成28)年、長野県松本市に1号店をオープン。現在は全国で12店を展開し、県内では初の出店となる。
浦和パルコ1階の正面口を入ってすぐに位置する同店。「minne(ミンネ)」「Creema(クリーマ)」などにも出店している人気ハンドメード作家など120人以上の商品がそろう。ネットの販売とは違い、「商品を実際に見ることができる場所」として、人気を集めている。
店長の中矢唯さんによるとアクセサリーを自分用に購入し、後日、友人や家族へのプレゼン用に買いに来る人も多いという。「オープンして3カ月だが、リピーターが多くてうれしい。シンプルなものから個性的なものがあるので、宝探しをしているワクワクした気分で選んでもらえたら」と話す。
アクセサリーは、ピアス、イヤリング、ネックレス、指輪など1万点以上。シンプルなものから、幾何学的な形、フェザーやビーズ、天然石などを用いた素材を使った個性的なデザインがそろうほか、9割が、金属アレルギー対応の商品となっている。ピアスは、ステンレスやチタン、コーティングはニッケルフリーを使ったものがあるという。
ハンドメード作家のLilynco(リリンコ)中山由梨さんは、天然石を使ったアクセサリーをメインに作成し同店に出品している。中山さんは「ここ数年でハンドメード商品へのイメージが変わってきた。趣味の領域だったものが、プロの作家として認められてきてうれしい。一つ一つ丁寧に作っている」と話す。
客層は、20代から80代と広く「浦和は、年齢問わず、自分の好み、オリジナルなおしゃれを楽しむ人が多いと感じている。商品の入れ替えを頻繁に行っているので、気軽に立ち寄ってほしい」(中矢店長)とも。
営業時間は10時~21時。