公設中小企業支援センター「さいたま市産業創造財団」(さいたま市中央区下落合5)が現在、オンラインセミナー「ウィズコロナ時代のビジネスを考えるSAITAMA起業塾」の受講者を募集している。
オンラインで開講する「ウィズコロナ時代のビジネスを考えるSAITAMA起業塾」
同財団の長尾貴代さんによると、これまでは会場に集まった受講者を対象に講義を行う形式だったが、新型コロナ感染防止のため本年度は全てオンラインで行うという。長尾さんは「全ての回がオンラインのため、今後の状況に関わらず実施可能で、どこからでもご参加いただける。双方向セミナーなので、聞くだけのセミナーよりも集中でき学びも多いはず。グループワークもあり受講仲間と交流もできる」と話す。
期間中、7月19日、8月2日・16日・23日の4日間はZoomを通じ、人材育成、経営、販路開拓、財務について説明する。具体内容は、SNSの活用法、フライヤー作成法、資金調達・収支計画・ビジネスプランの書き方、プレゼン方法など。受講者が実際にビジネスプランを立て、発表も行う。8月24日以降は、希望日時制で同財団窓口相談員がビジネスプランの書き方を個別指導する。
メイン講師は、SNSを活用した中小企業向けコンサルティングプログラムや営業力強化プログラムの作成などを手掛ける「ジャイロ総合コンサルティング」の渋谷雄大社長。ゲスト講師は、契約書作成や、経営アドバイスを行う行政書士大森法務事務所の大森靖之さん、事業者向け業務支援サービスを手掛ける「スクリプト」社長で、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」キュレーターとして起案者サポートを手掛ける森田圭一さんを招く。
長尾さんは「全回オンラインによる起業塾は初めての試みだが、例年通りとにかく堅苦しくない『楽しく学べる』をモットーに準備している。この時代をどう生き抜くかを一人で考えるのではなく、皆でアイデアを出し合いながら一緒に考えることで、明るい未来を描きたい。起業のプランがまだ固まっていない人も、参加しながら皆で考えいくのでまずは参加いただけたら」と呼び掛ける。
申し込みは同講座ホームページのメールフォームで受け付ける。先着30人。受講無料。