埼玉のクリエーターによる手仕事作品の展示販売会「うららかな春のてしごと」が現在、浦和駅前のコミュニティプラザ・コルソ1階(さいたま市浦和区高砂1)で開催されている。
「春」をコンセプトに12人のクリエーターが参加する。アクセサリーや和小物、インテリア雑貨など、さまざまな春を感じさせるアイテムが並ぶ。展示期間は作家により異なる。
主催は「つくりえ」(中央区上落合2)。「伝えたいのは、手づくりの温かさ・和の美しさ」をコンセプトに、職人・クリエーター商品の販売支援や、工芸品などの販売を行っている。現在は約80人のクリエーターが活動しており、さまざまな会場で展示販売を行っている。
同社では主に工芸品を扱っているが、今回は大宮で人気の「菓子工房 osanji time.」がクッキーを販売。塚田敬子社長は「食べ物は生きていくのに必要なもの。今回は飲食物として、つくりえらしく、こだわりがあって体にもいいものを選んだ。『菓子工房 osanji time.』のクッキーは発酵バターを使っており、材料もほぼ手作り。値段以上の価値がある」と話す。
ウッドレジンアクセサリーを取り扱う「HERMANA」も初出展。小豆島のオリーブの木をレジンで融合させ、磨いてアクセサリー制作をしている。
新型コロナウイルスの影響で開催も危ぶまれたが、協議を重ねた結果、開催することを決めた。塚田さんは「とても悩んだ。心配する声も上がっていたが、会場はかなり通気のいい場所であり、安全面にも配慮できる。こんな時期だからこそお客さんに喜んでもらいたいと思った」と話す。「ほとんどの作家が期間内に交代で在廊する。一つ一つの作品に作家の思いが詰まっている。直接話を聞くことによって、ものづくりの背景を感じてもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~20時(新型コロナウイルス感染予防で変更の可能性あり)。4月29日まで。