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さいたま市役所の地元密着ナイトマルシェに2000人 子どもが運営する屋台も

水の流れる段床で遊ぶ子どもたち(画像提供=一般社団法人うらわClip)

水の流れる段床で遊ぶ子どもたち(画像提供=一般社団法人うらわClip)

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 マルシェイベント「うらわLOOP☆ナイトマルシェ2019」が8月7日、さいたま市役所本庁舎東憩いの広場(さいたま市浦和区常盤6)で開催された。主催は一般社団法人うらわClip。

「しばふハウス」の子どもたちによる屋台(画像提供=一般社団法人うらわClip)

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 昨年に続き2回目となった同イベント。浦和エリアの14店が出店するマルシェ、子どもたちの運営する屋台、アーティストによるジャズライブセッションが行われ、家族連れや、都内での仕事を終えて浦和へ帰ってきた近隣の住民など、2000人ほどが来場し、20時の閉場まで楽しんだ。

 マルシェでは、15時のオープンとともに行列ができたブースも多く、北浦和のカフェ「cinq(サンク)」には、イベント限定のアイスクリームサンドを求める人で長い列ができた。最高気温が37.7度となったこの日は、浦和のカフェ「uwaito(ウワイト)」のマスカルポーネのかき氷や、草加で有機野菜を栽培・販売する「チャヴィペルト」のフルーツシロップを使ったかき氷、浦和の「CAFE&DELIケトル」の自家製ゆずソーダなど、冷たいスイーツやドリンクを買い求める人が絶えなかった。

 昨年に続いてだし巻き玉子サンドなどを提供した居酒屋「よいさん」の吉田宏行さんは「昨年も人が多くて驚いたが、今年はさらにたくさんの人が来場してびっくりしている。提供まで長時間並んでいただいてしまったのは申し訳なかった」と話す。

 中央区の地域交流フリースペース「しばふハウス」に通う子どもたちは、駄菓子や水鉄砲を販売する屋台を出店。子どもたちは大きな声で呼び込みをし、広場内を歩きながらの移動販売でイベントを盛り上げた。

 主催者と地元のビアバーによる「うらわClip酒場×BEERNOVA」では、元浦和レッズの鈴木啓太さんが夕方から店頭に立ち、この日のために醸造したオリジナルクラフトビール「ハニーセゾン」を提供。多くの人が買い求め、18時半ごろにイベント終了を待たずして売り切れた。

 市役所前にある「水の流れる段床」は、通常は未就学児のみが入れるが、この日だけ小学生にも開放された。流水時間も20時まで延長され、たくさんの子どもたちが水遊びを楽しむとともに、子どもを見守りながらフードやビールを片手にジャズライブを楽しむ保護者の姿も多く見られた。

 さいたま市内から訪れた若林綾さんは「去年は仕事帰りに立ち寄ったらほとんど売り切れていたので、今年こそは、と早めに子どもと一緒に来場し、新城温古さんが歌うジャズナンバーを聴きながらSOLA COFFE ROASTER(ソラコーヒーロースター)のコーヒーを楽しんだ。テントの照明がともると、今日が平日だということや、この場所が市役所だということも忘れてしまうほどに雰囲気がいい。どのお店の方もとびきりの笑顔で迎えてくれたことも印象的」とほほ笑む。

 イベントを主催したうらわClipは、浦和に住む「パパ友」4人が立ち上げたまちづくり団体。「大人と子どもが一緒に楽しめる、地元密着のマーケットで夏休みに最高の一日をつくりたい」との思いから、このイベントを企画したという。代表の三ツ口拓也さんは「このまちに住む人が主役になれる、子どもたちの夏休みの大切な思い出になれる、そんな地元の風物詩として、これからも『うらわLOOP』を大切に育てていきたい」と意気込む。

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