JR浦和駅西口に設置されている、さいたま観光大使のマスコットキャラクター「浦和うなこちゃん」のうちわが紛失した。
浦和のうなぎをPRするため誕生した同キャラクターは、アニメ「アンパンマン」の作者、故やなせたかしさんのデザイン。2008(平成20)年に石像として設置され、待ち合わせ場所や撮影スポットとして市民や観光客に愛されている。
うなこちゃんが左手に持っているうちわは、浦和区総務課地域商工室の職員の手作りで、季節やイベントごとに取り換えられる。最近では「あついー」「熱中症注意」「土用の丑(うし)の日」などと文字が書かれたうちわを持ち、区民と季節や暑さを分かち合っていた。
紛失が確認されたのは8月19日。浦和区総務課地域商工室の職員は「簡単に手から抜けてしまうので、気が付くと無くなっていることがある。汚れていたり、無くなっていたりするのに気付いたら新しいものを掲出するようにしている」と話し、今回も新しいうちわを準備するという。
南区に住む女性は「うなこちゃんもきっと暑いと思う。早く新しいうちわをもらえるといい」と話していた。