浦和まつりみこし渡御(とぎょ)が7月21日、旧中山(なかせん)道で行われた。
浦和まつりは、今月14日に行われた「音楽パレード」と「浦和おどり」(音楽パレードは雨天により中止)、同日に南浦和で行われた「浦和よさこい」、9月7日に北浦和で開催予定の「北浦和阿波おどり大会」の5つの祭りの総称。みこし渡御は今年で39回目を迎え、約12万人が来場し賑(にぎ)わった。
28地区のみこしは、新浦和橋下をスタートし調神社まで進み、担ぎ手は休憩地点で提供されるきゅうりの漬け物や赤飯などを楽しみながら約1.5キロを練り歩いた。途中17カ所に設置されたおはやしまで進むとおはやしを正面に向き直し、掛け声や担ぎの力強さを増してパフォーマンスを行った。おはやし演奏者が、みこしに乗る神様にあいさつする意味が込められているという。
さいたま観光国際協会の職員は「今年は例年よりも涼しかったので、おみこしを担いだ方も来場者の皆さまにも過ごしやすく楽しんでいただけたと思う」と振り返る。
鹿手袋のみこしを担いだ、同地域の英会話教室で講師を勤める男性は「先週は鹿手袋地区の地域祭りに参加し、そこでもみこしを担いだ。職場の仲間と参加している」と力強く話した。浦和区で育ち、現在も浦和で働いているという20代の女性は「浦和にこんなに人がいたのか、と驚くほど毎年賑わっている。今日はお祭りの活気を感じながら地元の幼なじみと食事を楽しむ予定」とほほ笑んだ。