浦和のタピオカ専門店「タピパンダ」(さいたま市浦和区高砂2)がオープンして1カ月がたった。
川口店に続く2店舗目。埼玉県内の大学を卒業した中国出身の店長キュウ・ビョウリュウさんは「都内を中心に流行しているタピオカを東京以外でも気軽に楽しんでもらえるように埼玉に店を構えた」と話す。3店舗目となる北浦和店の出店も決まっており、今後は他の地域にも店舗を増やしていきたいという。
6月8日のオープンから3日間行った半額キャンペーンでは各日400人が来店するほどのにぎわいを見せた。オープンから1カ月を振り返り、キュウさんは「提供のスピードなど不十分な点もあったが、女性に限らず、仕事や飲み会帰りの男性など幅広い世代のお客さまに来ていただいている。皆さまの声を商品や店づくりに反映させていきたい」と話す。「店内の機材の配置を変えたり、口コミの評価を参考にしたりするなど、日々改善に努めている」とも。
店内の入り口付近の壁にはパンダとササの絵が描かれたフォトスポットがあり、多くの若者が写真映えを狙い商品を手に写真を撮るという。「内装のデザインをはじめ、スタッフのアイデアも積極的に取り入れている」とキュウさん。
メニューは全50種類。黒糖タピオカラテ(M=580円、L=680円)など、黒糖シリーズが人気。生タピオカを使い、大きい粒が特徴。1時間以上かけて煮ることでモチモチの食感に仕上げ、独自の方法で甘く味付けする。沖縄県産の黒糖と、北海道産の牛乳を使用し、コクのある味わいに仕上げる。
一般的なタピオカドリンクは、中身がこぼれないよう機械でシーリングされたカップを使用することが多いが、同店では専用のカップを使う。ドリンク上部の濃厚なミルク、ドリンクの下部の黒糖、ストローでかき混ぜることで程良い甘さの黒糖ミルクと3通りの味が楽しめるよう蓋(ふた)の構造を工夫しているという。
キュウさんは「今後は専用のマイストローなども販売し、持ってきてくれた人には割引価格で提供するなど、環境配慮への取り組みもしていきたい」と話す。
営業時間は10時~21時。