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東浦和のギャラリーで銅版画展 女性作家、女性をモチーフに11点

東浦和のギャラリーで銅版画展

東浦和のギャラリーで銅版画展

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 東浦和にある「Gallery Pepin(ギャラリーペピン)」(さいたま市緑区大牧)で現在、企画展「井坂奈津子 銅版画展」が開かれている。

女性が描かれた11枚の銅版画を展示

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 井坂奈津子さんは1982(昭和57)年、東京生まれ。20歳のときに勤めていた福祉作業所内のアートクラブで、そこに通う人たちが描いている絵を見て、美術を始める。紙粘土の小さな立体作品から始まり、その後、紙粘土と、砂や貝や石、糸、葉っぱ、ガラスなど身近な素材を組み合わせて「手で触って、見てもらえる作品」としてレリーフの作品を試みる。現在は銅版画の作品も手掛けている。さまざまな場所で個展・グループ展を重ね、現在は練馬区でアトリエグレープフルーツを主宰。

 レリーフや銅版画などの平面作品を制作する際にも、まずは紙粘土で立体作品を作り、そこから平面へ移し込んでいくという。「まずは手が最初に動く。どんなものを作るかを考えない。手の中で作ったものに顔が見えてきたらそこから作り始める」と話す。

 今回の展示では、授乳や入浴など、さまざまな女性を描いた銅版画11点を展示している。女性のモチーフが多いことについて井坂さんは「女の人の形が好き。男の人は恋人として登場することもある」と話す。

 都内から見学に来ていた60代の男性は「2~3年前から井坂さんの作品を見ているが、今までの石で作った作品などと比べても、今回の銅版画の作品は曲線がとてもよく、井坂さんの面白いところが出ている」と感想を話した。

 木曜のみ開廊。開催時間は12時~18時。入場無料。3月8日まで。

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