武蔵浦和コミュニティセンター(さいたま市南区別所)で2018年1月21日、ピアノと歌によるニューイヤーコンサート「年明けはヨーロッパの香りも添えて」が開催される。
さいたま市の生涯学習・地域交流事業の一環として開く毎年恒例のコンサート。地域住民に上質な音楽を気軽に楽しんでもらおうと企画し、埼玉にゆかりのあるプロの音楽家が出演する。
今回は、オペラアリアや日本の歌曲などの歌が中心で約15曲を演奏する。出演は、国内外のコンクールで数々の受賞歴のあるソプラノ歌手・藤田美奈子さんとNHKのニューイヤーオペラコンサートに連続出場するテノール歌手・与儀巧さん。ピアノは、多くのオペラ歌手と共演するピアニストの瀧田亮子さん。曲目は、ヴェルディ作曲の歌劇「椿姫(つばきひめ)」やグノー作曲の歌劇「ロミオとジュリエット」のほか、山田耕作作曲の「鐘が鳴ります」なども披露する。
来場者にはコンサートをより楽しんでもらうため、原語で歌を披露するほか歌詞の解釈や歌の情景、作曲家についても紹介する。同センターの平澤いずみさんは「市民の活動支援の拠点となるコミュニティセンターだからこそ、この機会に学んだ知識を次に生かしてつなげていけるようなコンサートにしたい。一度は聴いたことのある名曲をそろえているので楽しめるはず」とほほ笑む。
同センターの多目的ホールには、ヤマハコンサートグランドピアノの最高峰モデルといわれるCFシリーズを設置している。「舞台のピアノの音色にも耳を傾けてほしい」と平澤さん。「新春の幕開けに、ホールで生の歌と演奏を聞いていただきたい」と呼び掛ける。
13時30分開場、14時開演。料金は1,500円。定員は150人。全席自由。同センター(TEL 048-844-7215)まで事前申し込みが必要。