自宅や公共の施設を使い、ミニ教室を開く「おうちサロン」を集めた「第4回おうちサロン大マーケット」が4月22日、浦和コルソ(さいたま市浦和区高砂1、TEL.048-824-5555)7階ホールで行われた。
同イベントはさいたまを中心に活動する数十のサロンが年2回、日頃の活動を体験してもらえる機会として「日本おうちサロンマップ協会」が主催。数多くのサロンを一度に見ることができるほか、いろいろなサービスを体験できることから、参加者から好評を博している。
今回は約40のサロンが出展。おきゅうやアロママッサージ、手作り品の販売、カラーセラピー、消しゴムハンコなど、ジャンルは多岐にわたった。
膨らませない風船でバルーンアートの花を作るワークショップを出展した佐野夏奈子さんは、普段は与野本町駅近くで月1回教室を開いている。「言葉で説明しても写真を見せても、どんなものかなかなか伝わらない。日本で20人程度しか講師がいない珍しい技術なので、実際に見てやってみてほしい」と呼び掛けた。
初めて挑戦したという川口市から来た女性は、「思ったよりも力が必要。難しいけれど楽しい。花の形になると感動する」と、慣れない手つきで作業しながら話した。慣れれば小さいものなら数分、花が数個合わさったものでも30分程度でできるようになるという。
自宅でサロンを開いている人々の横のつながりを作ろうと2013年に設立された同協会は、さいたまで活動するサロンを地図に取りまとめる活動からスタート。現在では千葉、神奈川、東京にも活動の輪が広がっている。
代表の陶川民恵さんは「マップでつながった仲間が実際のイベントで団結してつながることができ、お客さんにも出会える良い機会。次回を楽しみにしてくれるお客さんもいるので、皆さんの期待に応えたい」と語る。
次回の大マーケットは、2015年の秋に開催予定。