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さいたま市・浦和の市民劇団リーベが公演 古事記をもとにした現代版物語に挑戦

公演間近に熱の入った練習をする市民劇団Liebeメンバー

公演間近に熱の入った練習をする市民劇団Liebeメンバー

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 プラザイースト(さいたま市緑区中尾)で5月27日・28日、市民劇団Liebe(リーベ)公演「サンシャイン!光があふれる」が行われる。主催はさいたま市文化振興事業団。

監督で音楽と演出も指導する和田啓さん。

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 文化の向上と地域発展を目的に、同施設から地域を活性化しようと3年前に市民劇団Liebeを結成。過去に3回公演した。名前のLiebeは、ドイツ語で「愛」を意味する。団員は12歳から87歳の主婦や学生、シニア世代など24人で構成する。「駒形囃子保存会」は、約160年前から緑区の駒形地区に伝わる祭ばやしで、市の定無形民俗文化財に指定されている。

 今回は、古事記を原案として現代の地域を舞台にしたオリジナルの脚本で、駒形囃子も交えて熱演する。スタッフは、プロとして活躍する専門家の約10人が集結。監督と音楽は、数々の舞台で作曲や演出を手掛ける和田啓さん。振り付けは、元劇団四季のKALAMA WAIOLIさん。衣装は着物スタイリストの江木良彦さん。スタッフは舞台に目を光らせながら手ぶり身ぶりで指導する。

 主役を演じるのは、「劇団ひまわり」から俳優となり数々の大林宣彦監督作品にも出演する厚木拓郎さん)。「地域らしさを大切に、見ている人が作品に入り込んで共感してもらえるよう演じたい」と厚木さん。団員の北区在住の向江醇子さんは「劇団に入って楽しくて体も軽くなり、自信がついた。若い団員と一緒に演じるとパワーをもらえる」と話す。

 和田監督は「ある主婦が信じるものを探すため古事記の世界を旅するストーリー。笑いあり涙あり、ミュージカルの場面も見どころ。おはやしなど地域色を盛り込んで、市民劇団ならではの良さを引き出している。団員は、数か月も前から時間を割いて熱心に練習している。完成度が高いので、多くの方に見ていただきたい」と来場を呼び掛ける。

 13時30分開場、14時開演。観覧料は1,500円(全席自由、未就学児入場不可)。

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