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さいたま・浦和の公民館でソックモンキーと生け花のコラボ 珍しさに驚きの声。

講座で作ったソックモンキーを枝や葉に飾る皆さん

講座で作ったソックモンキーを枝や葉に飾る皆さん

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 南箇公民館(さいたま市浦和区領家3、TEL 048-882-1721)で10月21日~23日に文化祭が行われ、ソックモンキーと生け花を融合させた展示品が見ている人を驚かせた。

「ソックモンキーを可愛く見せるように飾った」と語る指導者の岡田理香さん

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 ソックモンキーは靴下で作るサルのことで、100年以上前、米国で物がなかった時代に子どもへのプレゼントとして手作りしていた。その生い立ちや温かみのある姿から全世界で作り継がれてきた。同公民館では、ソックモンキーで地域をつなげていこうと1年前から「作り方教室」を開き、これまでに4歳から80歳までの60人が参加した。

 「彩香生け花クラブ」は、不用品の和服や楽器、自転車などで斬新に花を生けてきた教室。文化祭で大きな作品ができないかと考え、ソックモンキー教室代表の渡辺美津子さんと生け花指導者の岡田理香さんらが共同で2カ月前から準備を進めた。白いススキや枝や葉などに60体のモンキーを飾り、2メートル以上の高さにした。モンキーは、毛糸やボタンやリボン、レースを付けて姿も表情もさまざま。枝にぶらさがったり足を引っ掛けたり葉に座ったりする姿に、来場者は驚きながら一つ一つ眺めていた。

 近所に住む竹内幹夫さん(80)は「かわいいね。飾り付けも素晴らしい」と絶賛。同教室代表の渡辺さんは「子どもたちに針の使い方から教え、3時間かけてモンキーを作ると誰でも親しくなる。外でも顔見知りになった。地域がどんどんつながれば」と話す。生け花クラブの指導者の岡田理香さんは「モンキーは葉や花で生き生きした姿になる。見て心が和んで、地域の輪が広がってほしい」とほほ笑む。

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