浦和コミュニティセンター(さいたま市浦和区東高砂町11)で5月7日、「埼玉のいいもの掘り起こそう!~地域密着型クラウドファンディング活用法~」が行われた。主催は地域を応援するクラウドファンディングサービスを行っているFAAVO(ファーボ)埼玉。
FAAVOは地域を盛り上げるプロジェクトに特化したクラウドファンディングネットワークで、現在は全国58カ所でサービスを展開している。クラウドファンディングとはインターネット上でプロジェクトを立ち上げて、不特定多数の人から共感を集めて支援を受けることで資金を調達するサービス。
当日は20代~60代の15人が参加。前半はFAAVO埼玉キュレーターの田島実可子さんによるサービスの説明があり、実際にFAAVOを使って資金調達を行ったNPO法人near designの佐藤真実さんが成功の秘訣(ひけつ)を話した。
後半は参加者が自分たちのプロジェクトを実際に作り、グループ内で意見交換をするグループワーク。参加者同士で活発な意見交換が行われた。 参加した40代の女性は「クラウドファンディングについては何となくしか分かっていなかったが、仕組みをきちんと説明してもらったので理解できた。ワークを通して、どうしたら共感を得て支援をもらえるかを意識できた」と感想を語った。
田島さんは「会の終わりはとてもポジティブな雰囲気で終わることができた。参加した皆さん一人一人が街の当事者として、自身の実現したいことを自分の言葉で語る姿はとても輝いていた。この会をきっかけに、参加した人たちが具体的な一歩を踏み出すきっかけになれば」と手応えを語る。