イベント「子どもたちの今を知る、語らう」が10月13日、さいたま共済会館(さいたま市浦和区岸町7)第2ホールで行われる。
有識者によるパネルディスカッションで、今の子どもたちの遊びの現状を知る。その後のワークショップで参加者同士で同テーマについて語り合う2部構成。講師を務めるのは浦和大学こども学部教授の矢部一夫さん、さいたま市学校地域連携コーディネーターの汐満猛さん、「だがしや楽校が未来を救う」(ロゼッタストーン)の著者で、だがしや楽校コーディネーターの田中靖子さんの3人。
イベントは「あそび先生スキルアップ研修全3回」のステップ1として開催。研修はその後、ステップ2として「工作・実験」「リズム・レク」「昔遊び・自然」の3つのコースに分かれ、それぞれ専門家を招いて学びを深める。来年2月にはステップ3として、遊びを通じた交流の場「だがしや楽校」で実際に遊びの店を企画して子どもたちを招待する実践編につながる。
主催は、教育の面から市民が支えあって生きる社会の実現を目指して設立されたNPO法人教育支援協会南関東。同NPOの金子康さんは「さいたま市が全小中学校で実施している、チャレンジスクール事業に携わる地域の人たちが徐々に高齢化し、次の担い手がなかなか見当たらなくなってきている。昔は地域の子どもは地域が育てるという気持ちがあったが、それをもう一度呼び起こしたい。地域の子どもたちと関わりを持つ大人が増えればそれだけ子どもも大人も元気になり、まちが活性化する。この研修ではプロの教育者たちから今の子どもたちとの接し方のノウハウを学べるだけでなく、新しい知識、仲間と巡り合うことができる。ぜひ参加してほしい」と話す。
開催時間は13時30分~16時30分。定員60人、参加無料。申し込み、問い合わせは教育支援協会南関東(TEL 048-782-5315)まで。