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川口市の廃校で子ども対象に楽器制作 芸大生と演奏者、芸術家が主催

アプリュス芝園スタジオで行われる、子どもを対象にした「ガラクタ楽器制作工房」

アプリュス芝園スタジオで行われる、子どもを対象にした「ガラクタ楽器制作工房」

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 廃校になった旧芝園中学校をアトリエにしているアプリュス芝園スタジオ(川口市芝園町3)で4月23日、子どもを対象にした「ガラクタ楽器制作工房」が開催される。

アプリュス芝園スタジオで行われる、子どもを対象にした「ガラクタ楽器制作工房」

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 主催は、3つのジャンルで活躍する約10人で構成されている「SENJU LAB Kids」。「SENJU LAB」は、作曲家で東京芸術大学特任教授の千住明さんが同大学生を主体として2016年に始めた創作ワークショップ。テーマは「美術と音楽をアートする」。映像、美術、音楽等とコラボしながら未来のマルチメディアとの関わりを持つことを目的とし、これまで世界でも評価の高い作品を残している。

 今回の講座で音楽を担当するのは、打楽器奏者の「バケツドラマーMASA」。楽器の造形を担当するのは、若手の芸術家による非営利団体「アプリュス」。教育と文化のための拠点形成を目指して活動している。

 当日は、ドラム缶や空き缶、鍋、ペットボトルなどの廃材を使って打楽器を制作。シールやモール、色紙などで装飾しながら仕上げる。完成した楽器でMASAと一緒にセッションし、演奏方法を教わりながら「楽しい音」を作るという。

 アプリュス代表の奥村拓郎さんは「東京芸術大学の学生と音楽家と芸術家のコラボは県内でも初めて。子どもたちが参加するとどうなるかを想像すると期待が膨らむ。主催者が一丸となって、楽しんで学べるような企画を練っている」と声を弾ませる。

 開催時間は14時~16時。対象は3歳~中学生。先着30人。参加費は500円。申し込みはアプリュスのホームページで受け付ける。

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