さいたま市桜環境センター(さいたま市桜区新開4、TEL 048-710-5345)で身近な生き物や環境について学ぶ「さいたまの生きmono展」が開催されている。
同センターは、市内のごみや資源物処理施設で、ごみを焼却する時の熱エネルギーを利用した余熱体験施設やリサイクルなどの環境啓発プログラムを行っている。会場の同センター環境啓発施設では、スタッフが色紙を切って飾り、鳥の声をバックミュージックで流すなど森を表現。写真やパネル、ゲームで埼玉の自然や生き物について子どもが楽しく学べるように工夫する。壁や木、草の影には、蝶などの生き物の写真40枚が点在し、チェックシートを見ながら探せるようになっている。
釣りゲームには、袋を釣り上げると中に虫の写真と説明が書いてある。めったに見られない虫には、レアな印も。パネルでは、新開小学校の児童が「減っているカントウタンポポ」を勉強し野外活動する様子なども紹介する。
4歳の男児と来場した父親は「都心に近い埼玉でも、綺麗な鳥や虫がいると驚いた。改めて自然が大切だと気付く。子どもと一緒にゆっくり学べた」とほほ笑む。
同施設の長谷川俊博さんは「ゲームや探検の要素を取り入れて、楽しみながら環境を学んでほしいと準備した。自分自身がどんな自然の中で過ごしているかを考えるきっかけになってほしい」と来場を呼び掛ける。
開館時間は9時~17時。入場無料。2月26日まで。