浦和パルコ(さいたま市浦和区東高砂11、048-611-8000)地下1階に3月6日、日本各地の伝統工芸品などを扱うセレクトショップ「コレパン」が期間限定オープンした。
店主の山口さんが日本各地を飛び回り、地域の工房から直接買い集めた伝統工芸品を扱う同店。これまで首都圏の百貨店を中心に展開してきたが、埼玉県への出店は今回が初めて。
店内には、福岡県久留米の「久留米織」のスリッパや大分県別府の「竹の小道具」、富山県の越中八尾の和紙を使用した「名刺入れ」などのほか、福島県の会津本郷焼の和食器などの地域産品が並ぶ。
「伝統工芸品というと敷居が高いと感じる人が多い。値段も高くとっつきにくいのが理由だが、デザイン的にもシンプルで素朴、金額的にも比較的入りやすいものを中心に集めている。まずは手に取って見てもらい、素材やいわれを説明するとその価値をわかってくれる。いい意味で普段使いしやすい品が多い」と山口さん。
宮大工の製作という兵庫県豊岡のカトラリーなど現代的デザインの商品も多く、作家や工房も今のニーズに合わせて変化してきているという。
お薦めは「熊本小代焼の食器」とも。「関東ではまだあまり扱っているところは少なく、青の色がすごくきれいなのが特長で料理に映える食器」と話す。いずれも職人の手によるていねいな仕事を感じられる品々で、限定商品など今しか手に入らない商品も並べているという。
営業時間は10時~21時。期間は夏ごろまでを予定する