さいたま市の見沼田んぼの約1500平方メートルの遊休耕作地(さいたま市浦和区三崎26)を活用して作ったヒマワリ畑が、12月に入り開花した。運営は一般社団法人さいたま市地域活性化協議会。
2022年から取り組んでいる同プロジェクト。夏は「ヒマワリ迷路畑」として通路を作りヒマワリ畑の中を歩く体験をしている。夏のヒマワリが枯れて種の収穫体験をした際に、再び種まきをして今回の開花に繋がった。
代表理事の星野邦敏さんは「9月21日に種まきをして今回の開花に繋がった。いわゆる夏のヒマワリを想像すると物足りなさを感じるかもしれないが、『冬のヒマワリ』として楽しんでもらえれば」と話す。
「今年で4年目となるが、もともと素人が始めたこともあって、うまく生育しなかったり、生育したと思ったら暴風雨で倒れたりするなど試行錯誤の連続。素人ということもあって、冬でもヒマワリは咲くのかを試したくて今回挑戦した。夏咲き用の品種は成長せずに開花しなかったが、秋咲き用の品種は寒さに強いのか開花した。冬に開花するためには品種も大切かもしれない。夏と異なりヒマワリの高さもなく、エリアごとに色々試した結果で開花したエリアは畑の面積の半分程度ではあるが、良い知見となった。多くの人に楽しんでもらえるように引き続き栽培技術などを高めていきたい。遊休耕作地の活用と見沼田んぼの景観保全にもなれば」とも。
ヒマワリは開花から2週間までが見頃であることから12月中旬までが開花時期となるが、この後の冷え込み次第では早めに枯れてしまう可能性もあるという。