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北浦和で「久遠チョコレート」映画上映会 「共に働く」考える機会に

NPO「クッキープロジェクト」代表の若尾明子さん

NPO「クッキープロジェクト」代表の若尾明子さん

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 ドキュメンタリー映画「チョコレートな人々」(東海テレビ制作)の上映会が12月7日、北浦和の「マーブルテラス」(さいたま市浦和区常盤10)コミューンときわ集会室で開かれる。主催は認定NPO法人「クッキープロジェクト」。

「久遠チョコレート」のチョコレート製品(©東海テレビ放送)

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 同NPOは「福祉のクッキーを通じて出会い、互いに関わり合える『まぜこぜ』の仕掛けづくり」に取り組む団体。会場となる同店は、同NPOが運営するカフェ併設の福祉アンテナショップ2号店で、障害のある人や障害のない人、高齢者、学生、フリーターなど、多様な立場の人が一緒に働いたり、趣味の活動をしたりする地域の居場所になっている。

 イベントは、同NPO代表理事の若尾明子さんが常連客に薦められて同作品を見たことをきっかけに企画した。若尾さんは「いろいろな事情を抱えた人と『共に働く』ことを自分事として考えるきっかけになる作品。自分たちの活動や大切にしている思いと通じるものもあり、多くの人に見てもらいたいと思った」と話す。

 同作品は、国内外で40店舗以上を展開するチョコレートブランド「久遠チョコレート」(愛知県豊橋市)を追ったドキュメンタリーで、2022年公開。同ブランドの店舗で働くスタッフの半数以上は障害者。「温めれば何度だってやり直せる」チョコレート作りを基に、誰もが働きやすく、安定収入を得られる職場づくりに試行錯誤を続けてきたスタッフたちの19年を描く。上映会当日は、「久遠チョコレート小江戸川越店」(川越市)の「QUONテリーヌ」(1枚303円)の販売も行う。

 若尾さんは「100%を一人で成し遂げるのではなく、互いに『できること』を持ち寄って100%をつくり上げる『まぜこぜ』の働き方を、自分たちも目指して活動している。上映終了後は参加者同士で感想をシェアする時間を設ける予定。多様な人が集まったとき、どうすれば互いに働きやすい職場になるのかを考えるヒントをもらいに来てもらえたら」と話す。

 上映は、1回目=10時30分、2回目=14時。参加費は、一般=1,100円、小中学生=600円。定員は各回30人。予約はホームページのフォームで受け付ける。

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